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メンバー自身が作詞を手掛けたアルバム「THE LIFE OF IDOL」。これが神宿のアイドルとしての生き方!! (1/2)

5人組アイドルの神宿が9月30日(水)に、最新アルバム『THE LIFE OF IDOL』をデジタルリリース。10月21日にCD盤としても発売をする。本作の楽曲の作詞をメンバーがすべて担当しており、今回は、歌詞に重点を置いた形で彼女たちにインタビューを敢行しました。10月からは全国ツアーもスタートする神宿の想いとは…?

今の神宿の強みは、何事も自分たち主体で決めながら進めていること。


──最新アルバム『THE LIFE OF IDOL』を聞いたときに感じたのが、曲調面での変化でした。今回の作品を作るうえで、どういった狙いがあったのか教えてください。

塩見きら:アルバムのタイトルへ『THE LIFE OF IDOL』と付けたように、この作品は「アイドルの人生を切り取った」ような作品になっています。それを形にするうえで心がけたのが、「自分たちの内面やパーソナルな部分を、楽曲を通しても表現していきたい」ということ。その狙いを持って集めた曲たちになります。


──5人とも、アイドルという人生を背負って生きているわけですもんね。

塩見きら:そうです。今回のアルバムの大きな特色が、「自分たちの言葉を曲に乗せて表現した」こと。メンバー自身が作詞をすることで、ファンの方たちの楽曲の受け止め方も変わっていくんじゃないかなとすごく思っていて。それに、以前から自分たちが日々感じていることを具体的に表現したい気持ちを強く持っていたように、それを今回示せたのも良かったなと思っています。


──きらさん自身、以前から作詞への強いこだわりを持っていましたよね。

塩見きら:作詞はもちろん、クリエイティブな面にいろいろ携わらせていただいてきました。


──他のメンバーは、今回が初めての作詞に…。


羽島みき:そうなりました。「在ルモノシラズ」以降塩見が作詞へ積極的に関わってから、次第に他のメンバーも作詞へ携わるようになりました。


──メンバーが作詞に携わるようになり、楽曲の捉え方にも変化が生まれてきました?

羽島みき:より気持ちを込めて歌いやすいなと感じています。とくに塩見は、誰がどこの歌詞を歌うかまで考えて書いてくれるからね。

塩見きら:今の神宿の強みは、何事も自分たち主体で決めながら進めていること。それによって各自の個性も見えやすくなったように、そこはもっともっと磨きをかけていこうと思っています。

「SISTERS」に込めた、姉から妹への想い。

──『THE LIFE OF IDOL』に収録した全曲の作詞をメンバーが担当。それぞれ、担当した楽曲の歌詞に込めた想いについて聴かせてください。

羽島みき:わたしは「SISTERS」の歌詞を、妹のめいと一緒に書きました。最初に姉妹ユニット曲のお話をいただいたとき、「自分たちにしか歌えない曲は、やはり姉妹について書くこと」と判断。めいに歌詞の内容を相談しながら、最終的にまとめあげてくださったASOBOiSMさんにも、「小さい頃はこういう姉妹でした、妹はこうでした」など、いろんなお話もしたうえで書き上げました。姉妹や兄弟のいる人には、とくに刺さる歌になったと思います。



──「SISTERS」からは、お姉ちゃんから妹へ向けた想いや愛情がたっぷり見えてきますからね。

羽島みき:思う気持ちがいっぱいあったから、歌詞を通してそれを妹にも伝えられたなと思っています。普段から、姉妹同士よく会話はしていますけど、「大好き」とは言わないように、そこは歌詞に「言わないけどLOVE...I Love you」と書いたよう、歌を通して気持ちを伝えました。


──めいさん、「SISTERS」の歌詞を受け取ったときどう思いました?

羽島めい:なんか恥ずかしかったけど。でも、書いた気持ちは素直に受け止めているし、自分も(姉に対して)LOVEだと思っています。

羽島みき:最近は、ありがたいことに羽島姉妹推しの人たちもたくさんいらっしゃるので、そういう人たちにはとくに羽島姉妹のことをいろいろ知っていただける歌になったと思います。「SISTERS」の振り付けは自分で考えたので、そこもライブで一緒に楽しんでもらいたいです。

小山ひなは、真夜中に食べるスイーツがご褒美!!


──ひなさん、お気に入りの歌詞があれば、その紹介をお願いします。

小山ひな:わたしは「Brush!!」が好きです。とくに、わたしのパートの歌詞がすごく好き。歌詞は塩見が書いてくれたんですけど、「ひなのことしか考えてない」くらいの歌詞だなと思ってしまうくらい。歌っていて楽しいし、「あっ、この歌詞わたしだ!!」と感じるたびに嬉しくなります。


──歌詞のどの辺に、「あっ、わたしだ!!」と感じました?

小山ひな:全部なんですけど(笑)。中でも「真夜中のスイーツでご褒美じゃん」は、実話です。他にも、「甘えてたいから聞かない!」の歌詞も、これまで甘えながら生きてきたわたしにピッタリ。こういう歌詞って、身近で接しているメンバーだからこそ書けるんですよね。



──確かにご褒美は必要ですけど、ひなさんの場合、それを真夜中にいただいているんですね。

小山ひな:そうなんです。コロナ期間中、夜中にケーキを食べるのにはまっていて。それを言っていたら、歌詞になっていました(笑)。

塩見きら:歌詞を書くとき、メンバーの何気ない日常の発言や、メンバーのツイートを参考にすることはよくあります。「Brush!!」の歌詞の中で、みきさんが歌っている「お昼寝で しあわせ夢を見て」も、めいさんがふっと「よくお姉ちゃんがお昼寝しているんだよ」と言っている言葉を聞いて、「それ、可愛いな」と思って書いた言葉です。

どの歌詞もそうですけど、とくに「Brush!!」は歌っている人のことを当てはめながら書いたように、そこも踏まえて聞いてもらえたら、より楽しめると思います。

一ノ瀬みかが「MAD GIRL」に記した、理想の自分の姿。

──みかさんは「MAD GIRL」の作詞を手掛けました。


一ノ瀬みか:「MAD GIRL」はシンプルなビートが特徴なんですけど。その上にメンバーの歌声が重なることで、クールさ、セクシーさ、女性らしさが生まれてゆく楽曲だと思います。

わたしが「MAD GIRL」の歌詞を書くうえでテーマにしたのが、「理想の自分」でした。最初に「MAD GIRL」のデモ楽曲を聞いたとき、わたしの中に思い浮かんだのが「過去の自分と未来の自分」という二人の人物。そこから「過去と未来の狭間で葛藤している今の自分」という姿を想像し始めたことから、その葛藤を歌詞にしました。



──歌詞に「Sadisticでいたい」と書いてあるように、みかさん自身サディスティックな面も持っている方なのでしょうか?それとも,持ちたい気持ちがある??

一ノ瀬みか:わたしがですか??そこ、どうなんでしょうね。。。

羽島みき:サディスティックというよりは、自分の意志をすごく持っていて、神宿の活動に関しては何事も真剣に向かう人。神宿メンバーの中でも、一番プロ意識を強く持っているなと感じています。


──内面的な強さを持っている人だ。

羽島みき:そうですね。だから、すごく頼りになるセンターです。


──「MAD GIRL」には、みかさんの持つ内面的な強さを強い言葉で記していますよね。

一ノ瀬みか:そう書いています。『THE LIFE OF IDOL』というアルバム自体が、「自分の内面性を、人生と重ね合わせ出してゆく」ことがテーマだったから、改めて「理想の自分とはどういう姿なのか」を自分自身に問いかけながら書きました。おかげで、改めてわたし自身の気持ちを見つめ直す良い機会にもなりました。


神宿の歩みが見えてくる「Intro:Attitude」。

──めいさんは、アルバムの冒頭を飾ったラップナンバー「Intro:Attitude」を手掛けています。


羽島めい:初めて神宿の中でソロ曲を出させていただいて、歌詞も書かせてもらいました。今回ラップ曲を手掛けることから、「どういうラップにしようか」と最初に考えたときに浮かんだのが、「初めてソロ曲を出すんだから、自分の人生やみんなのことを書こう」ということでした。

そこから、「自分の過去と今、これからをストーリー性のある歌詞にしよう」との想いから、今の歌詞を書き上げました。「Intro:Attitude」はMVも撮ったんですけど、中には歌詞に書いてあるような、神宿が活動を始めたばかりの頃のシーンなども映し出しています。


──「Intro:Attitude」は、神宿がここまで歩んできた道のりが明瞭に見えてくる歌詞。これを聴くことで、ここまでの神宿の歩みが見えてきたのも嬉しかったことでした。

羽島めい:そこは、「Intro:Attitude」を聴くことでわかっていただけると思います。自分や、神宿の人生を歌っている楽曲のように、今回のアルバムのタイトルにもピッタリ重なる内容にもなりました。



──自分の人生を振り返って書くのって、どうでした?

羽島めい:1曲にそれを納めきるのは、とても難しいなと感じました。それくらい神宿に入ってからの日々が濃すぎるから言葉選びにも慎重になっていましたし、「こういう風に伝えたら、一発でこの風景がわかるかな」ともすごく考えて書きました。

初めて作詞に挑戦、しかも、それがラップだったから、正直難しかったんですけど。すごく良い作品になったと自分では手応えを感じています。


──歌詞には、活動を始めたばかりの頃の気持ちを多く記しています。その時期の想いが、めいさん自身は表現しやすかったということでしょうか?

羽島めい:一番表現しやすかったですね。歌詞を書こうとなったときに、「あの時期ってビラ配りとか大変だったけど、仲間がいたから本当に頑張れたんだよなぁ」とか活動初期の想い出が最初に鮮明に甦ってきたように、その模様を歌詞にもしています。

歌詞を書いていた当時は、ライブ後に制作へ取りかかっていたこともあって、「遠くまで君に伝えるよ」「遠くまで君を連れてくよ」など、ファンのみんなへ伝えたい想いも書かせていただいています。

次ページ : メンバーが歌詞を書いたことで得たもの

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