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東京女子流が10年前の自分に伝えたいこと。10周年を迎えた彼女たちの「新たな旅」が始まる

2020年にデビュー10周年を迎えた「東京女子流」。10年間での変化や成長、ファンに会えなかった期間に感じたこと、そして11月28日に開催する10th Anniversary Liveへの意気込みを語っていただきました。

メジャーデビューから10年。メンバー自身の変化や思い出は?

──10年の軌跡、女子流の皆さんの思い出や成長を余すことなく聞かせてください!


庄司芽生:グループ内でのエピソードになるんですけど、もともとは各自バラバラの地方に住んでいて、週末だけ東京に通うっていうスタンスだったんですね。それで「女子流マンション」っていうのがあって、週末だけひとつ屋根の下で共同生活をしながら活動してたんです。そんな中、それぞれの生活用品はシェアするんじゃなくて、マイボトルみたいなのを持参して各々で使用してたんです。そんなだから、お風呂場は大量のボトルが置いてありましたね(笑)。

で、そんなある日、事件に気づいたんです。「あれ?なんか自分のが減ってるなぁ」「そんなに使ってないのに、、減ってる」みたいな怪奇現象が続いたんです。1人で使ってるんで減り具合っていうのも分かるんですよね。「おかしいなぁ…」って思って、それはお風呂場だけでなく、冷蔵庫の私の食べ物までに被害が及んで「あれ、ないなぁ…」みたいな事件がフワっと起こっていたんです。結局、原因は特定することができなくて、あれは何だったんだろうって振り返って思うことです(笑)

中江友梨:確かに、さりげないモノがなくなっていたよね(笑)

庄司芽生:そういえば「賞味期限が切れそうだから食べたよ!」って、ひとみに言われたことがあったなぁ。

山邊未夢:そういえば、私が楽しみにしていたキビ団子をひとみに食べられた、っていうことあったなぁ。


──ファンの皆さん、ココで「女子流マンション事件」の犯人を察してください(笑)10年越しの事件が今、解決しました。


中江友梨:思い出すと、私たちデビューして10年なんですけど、デビュー当時はみんな地方から出てきていて、キャリーケースに加えて、かなり大きめのリュックに、斜めがけのポーチとか持って上京してたなぁって。10年経って、外出時の荷物が減ったなぁ!っていうことを実感していますね。当時は、お菓子とか色々入ってましたからね(笑)

庄司芽生:当時の写真を見ると、けっこう引きますよね「こんなにリュック持ってたんだ!」って。もう荷物が多すぎて、チャックが閉まらないぐらいだもんね。

中江友梨:大人になれば、DSもお菓子も持っていかないし、荷物が少なくなったのが成長を感じます。きっとアレもコレもって不安だったんでしょうね。懐かしい、少し大人になりました(笑)


新井ひとみ:女子流は、東京をメインに活動してるんですけど、イベントでは地方から海外まで様々な土地を訪れました。ファンの皆さんに名所を教えてもらって、美味しいモノも食べたり、いろんな交流ができたのが楽しかったですし、たくさんの思い出ができました。


山邊未夢:さまざまな国にイベントで訪れました。その土地の特有な文化があったり、毎回、ビックリすることがあるんですけど。その中でも「ペルー エレベーター事件」が印象深いですね。ペルーのホテルでの出来事なんですけど、チェックインを終えて、私と友梨で「先にエレベーターで上がろう!」ってなったんですね。私たちの常識ならエレベーターは自動で開け閉めできるじゃないですか。

でも、ペルーのエレベーターは“サクをガラガラ~“って開けるシステムだったんですね。サクを開けて、階数を押していざ上昇した時に、サクを閉めないといけない事に気づいたんですけど、時すでに遅しで、、そのままビュ~って上がってちゃって(笑)リアルタワーテラーみたいな恐怖を味わいました(笑)叫びながら上まで行って、またロビーまで戻ってくる!っていう珍事件 in ペルーです(笑)


庄司芽生:先に上がったなぁ~と思ったら「キャ~」って悲鳴をあげながら戻ってきたよね!

山邊未夢:それで、そのあと怖くてエレベーターは使わずに、すべて階段を使って、登り降りしてました(笑)


──東京女子流さんはいろんなところで楽しいエピソードが生まれますね!そんな活動的な皆さんですが、海外のファンの方との交流などはいかがでしたか?


山邊未夢:海外のファンの方は日本語を勉強してきてくれて、私たちは知ってる英語を駆使してやりとりしています。台湾のコトバも少しだけ習ったことがあったので、使える現地の言葉もミックスしながら、交流しています。

庄司芽生:それと、自分たちの伝えたいことは、事前に通訳の方やMCの方に聞いて、そのメッセージを覚えて伝えたりしています。あとは、もともと日本語だった曲を中国語にアレンジしたりして、そうするとファンの方も「フ~ッ!!」みたいな感じで盛り上がってくれて、私たちも「良かったぁ~伝わってくれて!」みたいな感動と独特の以心伝心は楽しいです!

中江友梨:とくに、中国語はイントネーションが難しくて、私たち的にはちゃんと伝えているつもりなんですけど、ときどきファンの方が「???」になってることもあります(笑)そんなときは、少しでも私たちの言ってることを理解してくれた方が、言い直してくれたりして(笑)そんなやり取りもすごく新鮮で思い出深いエピソードです。

庄司芽生:最終的には、手書きのメッセージを書いたりして工夫してました。

大人になった今、過去の自分へ伝えたいこと

──10年前の【デビューした時の自分へ】なにか一言おくるとしたら?


新井ひとみ:「10年後も活動してたよ!」って伝えてあげたいですね。当時、幼かったのでデビューしたり、CD出します!って実感が湧かなくて、それから3年後ぐらいに周りの人から認識されるようになって「私はデビューしたんだ!」って実感できたくらいですから。

でも、デビュー当時の私はあまり考えずに「それ、いけぇ~!」みたいな感覚で“それゆけ!アンパンマン“マインドでしたが、今は落ち着いて「がんばってるね!」って感じます。

山邊未夢:「当たり強いよ!」って言いたいです(笑)最初はこうした活動をすると思ってなかったので、その環境にビックリしてました。握手会とかもわからないし、年上の方(ファン)ともどう接して良いかわからなくて、話しかけていただいても「あ、はい。。」みたいな返ししかできなくて「このままじゃ、いけない!」と思って、ファンの方との接し方、協調性などを10年で学ぶことができましたね。


中江友梨:「少し落ち着きなさいよ!」って伝えたいです。考える前に行動するタイプで、話が終わってないのに「はい、わかりました!こうすればいんですね!」って最後まで聞かずに突っ走ってましたね。今は、周りの意見や雰囲気を見て「いまが自分の行く時だ!」って理解できるようになりました。

一拍おけるようになりました(笑)

庄司芽生:「考えすぎないでいいから、楽しんで!」って。私はもともと山形出身なんですけど、東京っていったらテレビの中の世界だったので、自分にとって遠い存在だったし、まさか自分がステージに立って、何かを届ける側になるとは思わなかったです。

そんな中でポンっと飛び込んできた感じだったので、はじめは特典会でも「ありがとう!」しか言えなかったけど、今はそんなに細かく考えなくても「その場を楽しむだけでイイんだよ!」って伝えたいですね、楽しんでる時の自分が1番輝いてるよ!って「純粋に楽しむことが大事。」

10年間の想いを詰め込み、「新しい旅」が始まる

──『Tokyo Girls Journey』全体を通して、伝えたいこと、ファンの方へのメッセージをお願いいたします。


新井ひとみ:今作は4曲収録の『TOKYO GIRLS EP』っていうタイトルになってるんですけど「この1枚を手にしてくれた方と、これから旅をしていきたい!そして、この1枚がその切符になれば!」という想いを込めています。10年間培ってきた経験や出来事、そして皆さんの大事な未来に繋がるような作りになっています。私たちも、10周年という節目もあり、新たな旅の始まりだと考えています。


──女の子のもどかしい恋心が綴られたEP『Tokyo Girls Journey』ですが、その中から好きなフレーズを教えてください。


新井ひとみ:どれも魅力的なんですけど、私は個人的に『Ever After』が好きで、初めのイントロから今までの世界観とは違うところに引き込まれていく気がして、さらにダンスも女性らしさが溢れていて”キラキラ光る””といった女の子の世界観にグッと引きこむコトバと、パフォーマンスがすごくリンクしてる点がお気に入りです!

山邊未夢:私も『Ever After』が好きで、作詞は春ねむりさんが担当してくださって、ところどころに散りばめられた歌詞が考えさせられるようなコトバが多いし、振り付けも「めっちゃ踊ってます!」っていうニュアンスなんだけど、ファンの方にもマネしやすい感じに仕上がっているのが気に入っています。




中江友梨:『Ever After』の歌詞なんですけど “さよならだけじゃ終わらないせかい“ 。心の底の叫びというか、悲しさやキラキラした部分が繊細に表現されていて、一見難しく感じるけど心に刺さる。“ガラスの靴が粉々だって“っていうフレーズも、お姫様だったり、キラキラした可愛いモノを連想させるけど、この歌詞は「着飾る」らずに「自分のホンネ」が出ても、逆にそこが輝いてる!っていう意味があって、そこが「ステキだなぁ~」って感じています。

庄司芽生:『薔薇の緊縛』はいつでも変わることを恐れずに、いろんなことに挑戦してきた女子流の集大成とも言える曲で、トゲがあって女子流だからこそ歌える!っていう印象もあります。個人的に震えたのは”曖昧なRelationship 信じたいモノこそ Fake どんなときも キミだけを選んで来たけど”っていうフレーズには、心がザワっとしました。確かに、自分が信じたい出来事とかあるけど、そういうモノに限って裏切られたり、ウソだったり、それが人生みたいなところがあって、自分とリンクしましたね。



──新曲DVDでは山邊未夢さんが衣装デザインを担当されたそうですが、それを背景に、制作秘話やどんなご苦労がありましたか?


山邊未夢:この2年ぐらいは衣装制作に携わらせてもらっているんですが、最初にコンセプトをいただいてから、自分で4パターンぐらいデッサンを創りあげています。今作は、デビュー曲の『キラリ』をベースに制作する!っていうことだったんですけど、既存のモノをリメイクする事に対しての難しさがあって、そこは悩みましたね。

当時と今は違うので、私でいうと、胸元にヒラヒラを付け加えたり、黒い部分はレザー素材に変更したりして「大人の進化」が魅せれる衣装に持っていきました。スカートはシフォン素材にして、踊った時にフワフワするニュアンスが出て女性らしさも見えるように設計するなど、衣装でも成長していく女子流を感じてもらえたら、嬉しいです!


──新曲DVDでは、振り付けのアイデアを庄司芽生さんが担当されたそうですが、どんな所からインスパイアされたり、アイデアを生み出す工夫など教えてください。


庄司芽生:一曲まるまる振りを考えたことがなくて「ちゃんと完成するのかなぁ…」っていう不安はありました。でも、女子流が届けるなら、こういうメッセージを伝えたいなぁ!っていうフンワリとした構想があったので、それをカタチにしながら、メンバーと擦り合わせて一緒に作り上げていった感じですね。今作は「ダンスも魅せれる曲にしたい!」っていう当初のコンセプトもあったので、音の変化や踊りを魅せるポイントなどを散りばめて、見てる方もアガってもらえる仕上がりになっています。

念願の10周年記念ライブは熱いライブにしたい

──また、11月28日に行われる「10周年記念ライブ」に来てくださるファンの方に一言お願いします。


新井ひとみ:今まで、こんなにライブができない時期はなかったんですね。9ヵ月ぶりにファンの方と会えるのが楽しみで、やっぱりライブでしか直接伝えることができない想いもあるので、10年間の想い、そして今の私たちが伝えたいことを余すことなく届けたいと思っています!

山邊未夢:9ヵ月も会えない期間があったのに、こうして女子流を変わらず応援してくださる皆さんに対して「ありがたい」という感謝の気持ちしかなくて。
11月28日は待っていただいた分、熱いライブにしたいので一緒にサイコーの1日にしましょう!

中江友梨:ご時世的に皆さんと会えない時期もあり、正直、私たちも辛い期間でもあったんですけど「会える!」っていう嬉しさで満ち溢れていますね。会えることがすごく尊いモノだったと気付かされました。10周年の想いも、会えない間に考えていたことも、メッセージとして届けていきたいです。

庄司芽生:ライブができない期間を経て、配信ライブをやったり、画面やモニターを通して皆さんと会うことはできました。それは、私たちも含めて、ファンの方も少し不思議な気分だったと思うんです。そういう時間を共に体験して、やっぱり、リアルでしか感じられない熱量とか、そういうモノを再認識できたので、自分たちも今まで以上のパワーで伝わるように、皆さんと一体となってリアルでしか伝えられないことを感じて欲しいです。

会えない時期、それでも会うことができる「チェキチャ」での出会いとは?

庄司芽生:今まで特典会とかに参加することができなかったファンの方とかも、チェキチャだったら「自分も参加できて嬉しい!」っていう声が多くて、直接お話しできなかった方とも知り合えて、とても楽しくやらせてもらってます!


中江友梨:ファンの方に会えない状況の中でスタートしたんですけど、1対1で話せたり、集中して1つの話題を話せることが、すごく貴重な時間だと思いました。1分や2分などの短い時間ですが、すごく心に残るやりとりです!

新井ひとみ:会話してる途中で写真が撮れたり、コメントも最初に書けるのでリアルに聞きたいことを話せるのがすごく良いと思います。

山邊未夢:私は愛犬と一緒にやらせてもらっていて、ファンの方が「写真が欲しい!」っていってくれたり、愛犬と一緒に写真を撮れるとか、チェキチャだからこそできる!唯一の交流だなぁって思います。



TEXT&PHOTO KRAY-G Monkey

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