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【ライブレポート】満足度200%!夏を締め括った大型アイドルフェス iDOL on-lineレポート(3/4)


待望の大型イベント開幕!

タレントのりゅうちぇると高見奈央が司会を務めるラジオ番組「りゅうちぇると高見奈央のiDOL on-line」が、ラジオの枠を飛び越え、8月28日(土)にZepp Haneda Tokyoにて「iDOL on-line SUPER SUMMER FESTIVAL2021 POWERED BY UtaTen」を開催した。

MCは、ラジオでパーソナリティーを務めているりゅうちぇるが担当。NAVIGATORにちゃあぽん(西脇彩華)も参加。

出演したのは、alma / =LOVE / 神宿 / きゅるりんってしてみて/ Qutenka! / QUEENS / kolme / 神使轟く、激情の如く。 / なんキニ! / #2i2 / ♯ババババンビ / femme fatale / Run Girls, Run! / LinQ / レイドロイド / わーすた (※五十音順)の16組のアイドルたち。
この日の模様をブロックごとにレポートでお届けします。


トークコーナー


 ブロックCも、りゅうちぇるとちゃあぽんこと西脇彩華の2人が司会を担当する「トークコーナー」からスタート。
最初に登場したのが、#2i2とalma。トークテーマの「この夏最高だった出来事」について2組が語りだした。

#2i2のメンバーは「自分の生誕祭を開催できたこと」「週刊プレイボーイの表紙になったこと」「ニ郎系ラーメンのよく行くお店の店主に顔を覚えられ、言わなくてもトッピングも出てくること」「愛犬がチューを覚えたこと」と語っていた。

almaのメンバーは、「人生で一番やりたかった髪形にした」「家の横の木に蝉の脱け殻が15個あったこと」「除霊をしたこと」などと語ってくれました。


#2i2


 この会場に最初から熱狂を作りあげようと、#2i2は『FATE』を凛々しい歌声と躍動したパフォーマンスを魅力に突きつけた。
胸の内側から込み上がる想いを、吐き出したい熱情をぶつけるように歌い躍るメンバーたち。とても熱を抱いたパワフルな姿だ。
彼女たちが胸の内に抱える挑戦的な姿勢が、『FATE』を歌い躍る姿からしっかりと見えてきた。
つねに攻める姿勢と意識を剥き出しながらパフォーマンスしてゆく姿が、とても勇ましくて恰好いい。

和要素も取り込んだダンサブルなラウド系ロックナンバー『SAYONARA』でも、#2i2のメンバーたちはギラギラとした姿を見せてゆく。
歌心を生かした楽曲のように、彼女たちの歌唱力の魅力も覚えながら。この曲でも、攻める凛々しい姿を彼女たちは示していた。
重厚な楽曲の上で、太く伸びのある歌声を魅力に、触れた人たちの心の奥へ想いをしっかりと注ぎ込む。その姿勢がエモいじゃない。

とても情熱的で、どこかオリエンタルな音色を持った楽曲だ。重く躍動する『独り占め』の上で、沸き上がる熱情した気持ちをメンバーたちがまくしたてるように早口でぶつけていた。
凛々しい、いや、雄々しささえ覚える姿が、とてもクール。ものすごく熱量を持っているのに、それを冴えたパフォーマンスと低音の聞いた歌声で響かせる。
だからその姿を、どこか憬れのような視線を持って見入ってしまうのだろう。



さぁ、ここから一気に熱を撒き散らし弾けていけ!!そんな風にけしかけるように、#2i2は熱情した声を響かせながら『SCAR』を雄々しく歌っていた。
見ている人たちへ攻め入るような姿勢はもちろん、雄々しい姿を持って、フロア中の人たちを自分らの懐へ全部取り込んでやろうという勢いを持って歌い躍る姿が、強烈なインパクトを持って瞼に焼きついた。

#2i2は、最後に『せめて月のように』をほとばしる情熱のままに熱唱。自分たちが胸に抱える想いを吐き出しながら、見ている人たちへその意志を示すように、彼女たちは舞台の上で弾けた礫(つぶて)となり、想いを抱いたその姿を見せていた。
思いきり大きく揺らす手の動きに合わせ、フロア中でも大きく手が揺れる風景も。熱と熱をぶつけあい、交わしあう、とても熱情したライブを#2i2は見せてくれた。
▶︎#2i2の写真を全て見る


alma


 まさに『alma-ism』というタイトルに相応しいパフォーマンスをalmaはド頭から突きつけた。
沸き上がる情熱を、彼女たちは最初から限界を超える勢いでぶつけてきた。もちろん、しっかり理性を持って自分たちの動きをコントロールしている。
でも、歌い躍る姿からは、沸きだす想いを全力で出しきらないことにはイキきれないという姿勢やオーラが漲っていた。
もっともっと踊り狂え。歌に込めた想いのように、彼女たちは情熱をぶつけてゆく。

その姿勢は、続く『測定不能agitate』でさらに膨らみだした。楽曲が挑戦的という理由もあるが、それ以上に、メンバーたちが舞台の上から突きつける歌声には、熱情した感情を観客たちへ浴びせるように降り注がないことにはこの衝動は治まらないという魂が映し出されていた。
愛らしい姿の裏に隠された熱情した想いを感じるたびに、彼女たちのことをもっともっと深く知りたくなる。

次に披露したのが、新曲の『タクティクス』。強烈なダンスビートの上で、彼女たちは想いをぶつけるように歌っていた。
almaのライブは、音楽を通して自分たちの心の声を具現化しては、それを熱情という形を介して伝えるところに魅力や持ち味がある。
彼女たちのライブしてゆく姿へ雄々しさを覚えるのも、気持ちを全身で伝え具現化してゆく姿勢で挑んでいくからだ。またも、魂を熱く揺さぶる楽曲が誕生した。



美しく雄大な景観を描くように『ステラ』が流れだした。胸をキュッと揺さぶる、とてもスケールあふれる歌だ。彼女たちが高く手を突き上げ歌う姿に触れ、気持ちが熱く震えだす。
愛しさや秘めた愛情を、憂いも込めながら祈るように歌う姿に心が揺さぶられる。
力強く情熱的な歌も魅力だが、想いを昇華するように優しく歌う壮麗でドラマチックな楽曲も、心洗われる気持ちにさせてゆく。その中へも熱を込めた歌声を忍ばせていたところは、やはりalmaらしさだ。

 最後にalmaは、シンフォニックで浪漫あふれる『フォルティッシモ』を歌唱。
メンバーたちが舞台の上で触れ合いながら、物語の一場面を描くように歌っていた。
彼女たちが歌う意味や姿勢を歌詞に示しながら、5人とも自分の心へその想いを言い聞かせるように歌っていた。
強く強く自分に。そして、この歌へ触れた人たちにも言い聞かせるように彼女たちは力強く歌い続ける。本気の歌を届ける姿へいつの間にか強く心が惹かれ、歓喜した想いを胸に覚えていた。
▶︎almaの写真を全て見る


kolme


 歌い躍る姿を通して3人の心模様をリアルに映し出す。それが、kolmeのライブ。
冒頭を飾った『Playback』で、想いを一つに重ねた3人の温かい歌声に触れたとき、気持ちがキュッと鳴った。次第に色を濃くしてゆく軽やかでエレクトロなダンスビートの上で、彼女たち自身が想いの絵筆となり、透明な優しい歌声を介して、触れた人たちの心へ歌に込めた想いを色鮮やかに描き出す。
『Playback』へとても色鮮やかさを覚えるのも、彼女たちの想いへ自分の気持ちの色を重ねあわせ、より自分好みに色に塗り上げてゆくからだ。そうしたくなる楽曲を、kolmeは届けてきた。

 秘めた情熱を少しずつ吐き出すように、彼女たちは『lie me down』を歌いだした。楽曲が一気に熱を帯びた瞬間から、彼女たちの歌声も軽快に躍りだした。
エレクトロな音が描いた五線譜の上から届く3人の歌声は、細かい枠さえ飛び越え、楽譜の上を自由に舞い躍るよう。彼女たちは、あふれだす想いを熱く突きつけるのではなく、さりげなく、優しく、そっと示してゆく。
その歌声には、触れたら火傷しそうな情熱が隠されている。口当たりまろやかなのに、咀嚼したらどんどんいろんな味が滲み出てくる。だから、その味をもっともっと噛みながら味わいたくなる。



情熱を秘めた、色鮮やかでエレガントな楽曲だ。3人は、スタイリッシュで美メロディアスな『repeat』を軽やかに、歌声が躍るような感覚を持って響かせる。流れるような美しくお洒落な歌メロと歌声、楽曲とダンスが巧みに重なりながら、美しい一つの姿を示してゆく。とても口当たりよくとろけそうな歌に浸っていると、気持ちまでまろやかになり、そのまま溶けてしまいそうだ。なんて素敵でお洒落なライブだろう。

最後にkolmeが届けたのが、「また明日ね」というテーマを持って作った『see you』。コロナ禍の中だからこそ生まれた、この関係を未来へ繋げていきたいと願う、3人の強く深い想いの籠もった歌だ。
3人は、歌詞に込めた想いを愛おしいと思える人のことを思い浮かべながら、その人の心へそっと寄り添い、歌声の手をその人の手へ重ねるように歌っていた。
押しつけるのではない、さりげなさを持って想いを伝えてゆく。そこへ深い慈しみがあるからこそ、「see you again」と歌う優しい声が、大切な人に伝えたい愛しい想いとして胸に届き、じんわりと染み込んだのだろう。
とても女性らしい、3人の心の色や声を感じる歌たちだ。その温もりに浸れたこの時間が、とても愛おしい。
▶︎kolmeの写真を全て見る


Run Girls, Run!


 Cブロックのトリを担ったのが、声優ユニットのRun Girls, Run!。彼女たちは、力強く駆けだした『Break the Blue!!』へ飛び乗り、熱い気持ちをぶつけだした。
3人とも愛らしく綺麗な歌声を魅力にしているからだろう、情熱的な楽曲に触発されるように凛々しく歌うが、そこからはアイドルらしいチャーミングさも滲み出ている。
可愛らしいのに、精一杯に凛々しさを持って攻めてゆく。そんな不思議なバランス感が、とても心地好い。

 ヤバい、胸がドキドキときめきだした。そうなったのも、『ドリーミング☆チャンネル!』を歌うRun Girls, Run!の3人が、思いきりキュンキュンときめく歌の風を胸の奥にまで吹かせてくれたからだ。
ときめきを注ぐこの歌に触れ、フロアでもときめきを隠せずに飛び跳ねる人たちも。触れているうちに、どんどん彼女たちの魅力に溺れてゆく。
そんな気持ちに染めあげる不思議な魅力を、Run Girls, Run!のライブに感じていた。病み付きになる歌は、最初の口辺りに不思議な味を覚えるもの。
その感覚を、Run Girls, Run!の楽曲やライブ、何より3人の存在感に覚えていた。そのせいか、いつの間にか彼女たちの振りまく輝きにすっかり魅了されていた。



 彼女たちは、普段は声優として活動している人たち。この日は彼女たちにまつわるアニソンナンバーの数々を届けていた。
次に披露した『My Best Shine!!』では、3人がキラッと輝く眩しい光を、観ている人たちに太陽の視線のように降り注ぎだした。
彼女たちが、熱い想いを生み出す太陽のような姿になり、沸きだす想いをどんどん降り注いでゆく。Run Girls, Run!の歌には、とてもピュアな想いがあふれている。
その輝きを、彼女たち自身が真っ直ぐに届けるからこそ、その言葉が、歌声が、想いが、汚れなき純粋な輝きを持って胸に飛びこんでくる。その感覚が、とても心地良い。

最後にRun Girls, Run!は、一緒に弾けようと『キラッとスタート』を歌唱。
フロア中でも、弾け飛ぶ楽曲に合わせ跳ねだす人たちが次々登場。天真爛漫な輝きを持って、夢馳せる想いを満面の笑顔で届ける彼女たち。
その姿や歌声に触れながら、いつしかすっかり眩しい輝きを放つ3人に熱中、夢中になっていた。キラッと眩しいその姿が愛おしい。
きらめきを降り注ぐ姿に、もっともっと触れ合っていたい。そんな気持ちに心はすっかり染まっていた。
▶︎Run Girls, Run!の写真を全て見る


トークコーナー


 「トークコーナー」には、kolmeとRun Girls, Run!が登場。「この夏最高だった出来事」のテーマを、まずはkolmeの3人が「蝉爆弾に会わなかったこと。蝉様たちの亡くなった姿が道に落ちてるけど、たまに急に飛び立つのが怖くて。でも、今年は会わなかった」「初めて梅酒を作ってみました」「kolmeの3人が暮らしているシェアハウスに出てきてたゴキブリを撃退したこと」と語っていた。

Run Girls, Run!の3人は、「オートミールデビューしました」「有観客でライブが出来てること」「お酢をめちゃくちゃ摂取してきたこと」と語っていました。


TEXT 長澤智典
PHOTO Kei Sakuhara
PHOTO タマキシオリ


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