つんく♂ハロプロ総合P引退。伝説の始まり、モー娘。「LOVEマシーン」を振り返る。

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つんく♂のハロー!プロジェクト総合プロデューサー卒業の事実が公になったのは9月8日のことだった。10日に発売の手記「だから、生きる。」(新潮社)で初告白しており、いち作家として現在はグループの活動に参加をしているようだ。
公開日:2015年10月2日 更新日:2016年3月24日

つんく♂ハロプロ総合P引退。伝説の始まり、モー娘。「LOVEマシーン」を振り返る。

つんく♂のハロー!プロジェクト総合プロデューサー卒業の事実が公になったのは9月8日のことだった。10日に発売の手記「だから、生きる。」(新潮社)で初告白しており、いち作家として現在はグループの活動に参加をしているようだ。引退の経緯や、声帯摘出手術までの葛藤などが同著で語られている。
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“つんく♂プロデュース”や”ハロープロジェクト”と聞いて一番イメージしやすいのはやはりモーニング娘。ではないだろうか。テレビ東京のオーディション番組「ASAYAN」で行われた「シャ乱Q女性ロックボーカリストオーディション」で決勝で敗れた5人からスタートしたグループ。

1999年9月9日に発売した「Loveマシーン」の爆発的ヒットによって2000年代前半のアイドルシーン・音楽業界を牽引する活躍を見せた。

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理想の二人だわ(夫婦)
憧れよ EVERY BODY BODY BODY
誰しも 気づいてない(fu- fu-)
恋愛って夢の落し穴
MYSTERY 恋はMYSTERY

そんなに不自然だって
恋はインサイダー
それでも上手にされちゃ あらわ

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バブル経済崩壊後の不景気が続いていた当時。平社員だろうが、部長だろうが、社長だろうが、みんな元気がなかった。流行語大賞には、当時読売ジャイアンツ・上原浩治の「雑草魂」や、当時西武ライオンズ・松坂大輔の「リベンジ」など、負けてもツラくても諦めない精神を端的に表現した言葉が選ばれた。CMで坂本龍一が奏でる「energy flow」のピアノの音色から火がつき、「癒し」という言葉も選ばれた

みんな必死で、とても疲れていたのだ。

そんな時に、「Loveマシーン」が発表された。恋に生きる女子の心情が揺れ動く様を見事に描いた歌詞。情熱的な恋をしたかと思えば、結婚などの安定的な将来に憧れる。遊んでくれる男を求めたかと思えば、男の笑顔に夢を感じる。”恋っていいもの、恋をしよう”という恋愛至上主義が溢れている
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それに拍車をかけるアゲアゲなダンスチューン。人差し指と親指でかたどった「L」をWow Wow Wow Wowに合わせて振りまくる振り付けは当時カラオケで真似する人が続出。今までのモーニング娘。の”女の子”というイメージをぶっ壊し、一皮むけた”大人の女”を演出したこの曲は、停滞した社会で誰もが欲した、カタルシスや変身願望とリンクしたのだ。

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日本の未来は(Wow Wow Wow Wow )
世界がうらやむ(Yeah Yeah Yeah Yeah)
恋をしようじゃないか! (Wow Wow Wow Wow )
Dance! Dancin’ all of the night.

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「Loveマシーン」はモーニング娘。最大のヒット曲にして、オーディションで敗れ沈んでいた彼女らにとっては最強の「反撃」ソングとなった。同じく「反撃」を夢見た当時の日本人に向けて見事この楽曲を生み出し、日本社会に夢を見せてくれたつんく♂。体調が心配ではあるが、今後も彼の活躍が見たい。

TEXT:田中利知

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