歌を歌う時に、高音が綺麗に出せたら魅力的ですよね。
女性でも男性でも、ハイトーンボイスを出すのは簡単ではありません。
しかし、超高音ボイスは発声の仕方や仕組みを知って練習をすれば出せるようになります。
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ハイトーンボイスってなに？
ハイトーンボイスとは、高音域の声が濁りなく出せることです。
息と一緒に声が抜けていくイメージで、この発声方法では低音ボイスが出しづらくなります。
ハイトーンボイスは裏声とも異なり、より鼻腔と頭部を響かせる力強さを持っています。
高音域は声帯の伸びがいいと出しやすく、楽器の弦の仕組みと似ているのが特徴です。
また、ハイトーンボイスはより地声に近く、裏声と地声を合わせたミックスボイスを使って出されることが多いです。
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ハイトーンボイスとミックスボイスの違い
ハイトーンボイスは、伸びのいい高音域の声の種類のことです。
高音域といっても範囲が定まっており、地声と裏声の変わり目・喚声点よりも高い範囲を指します。
より地声に近い声なので、裏声のようにか細くなったりひっくり返ることが少ないです。
それに比べてミックスボイスは、発声方法のひとつです。
裏声と地声を合わせた発声法で、低音と高音のギャップが少ないのが特徴です。
完全な裏声は主にファルセットを使って出されます。
ハイトーンボイスはミックスボイスの技術を使って出されます。
地声のように芯のある力強い高音を出すのに、最適な発声技術です。
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マネしたい！魅力的なハイトーンボイスの持ち主
プロのアーティストの声を聞いていると、綺麗に伸びるハイトーンボイスが目立ちますよね。
魅力的な歌声には、必須の技術といわれています。
そこで綺麗なハイトーンボイスを持つシンガーを紹介します。
【邦楽】男性アーティスト
一般的に男性の声は高音が出しにくくなっています。
しかし、プロのアーティストは、無理なくハイトーンボイスを使いこなしています。
目指すべきハイトーンボイスを持つ男性シンガーを紹介します。
稲葉浩志 / B’z
幅広い世代から愛され続けるアーティスト、B’zの稲葉浩志。
長年魅力的な歌唱力を聞かせる彼の声には、見事なハイトーンボイスが使われています。
パワフルなフレーズやシャウトも、難なくこなしてしまう歌声の持ち主です。
B‘zの稲葉浩志のハイトーンボイスの代表といえば、誰もが知る「ultra soul」。
力強い声に乗った高音ボイスが魅力です。
草野マサムネ / スピッツ
変わらない歌唱力で人気を博し続けるスピッツの草野マサムネ。
彼の独特の歌声は衰えることを知らず、常に伸びやかで心地よいですよね。
スピッツの代表曲といえば「チェリー」。
本人は難なく歌っていますが、カラオケなどで実際に歌ってみると意外にも高音が目立つ曲です。
アーティストの歌声がいかに素晴らしいかがわかります。
hyde / L’Arc〜en〜Ciel
ヴィジュアル系の代表ともいわれるアーティスト、L’Arc〜en〜Cielのhyde。
甘く抜けのいい歌声ですが、芯のある高音を出せるのが特徴です。
L’Arc〜en〜Cielの代表曲といえば「Honey」。
Hydeのハイトーンボイスがふんだんに使われており、地声と裏声に全くギャップを感じませんね。
小田和正
4０年以上プロのシンガーとして活躍し続ける小田和正。
長年歌い続けていますが、全く声が変わらないですよね。
彼の透明感のある歌声にも、ハイトーンボイスが使われています。
さらに、ビブラートや声量の調整技術が合わさり、魅力的な声が生まれています。
小田和正の代表曲といえば「ラブ・ストーリーは突然に」。
テレビドラマ「東京ラブストーリー」の主題歌として一世を風靡しました。
Toshi / X JAPAN
爆発的な人気を誇ったX JAPANのToshi。
彼の声は鍛え抜かれたミックスボイスが魅力です。
それも通常のミックスボイスではなく、なんと2段階に分けて使っています。
優しげな響きを持つ伸びのよいボイスと、女声のように高く力強い高音域。
それをミックスした独自の歌声が、多くの人を魅了しました。
X JAPANの代表曲といえば「紅」。
高い技術力の楽器演奏と、複雑なミックスボイスを駆使したToshiの声が見事にマッチした楽曲です。
【邦楽】女性アーティスト
女性は男性に比べて高い声を出しやすいものの、声量や肺活量から声がか細くなりがちです。
しかし、確かな安定感と声量を持っているのが、プロのアーティストです。
ハイトーンボイスが魅力的な女性アーティストを紹介します。
MISIA
歌唱力が高いシンガーとして有名なMISIA。
独特な歌い方と、それを魅力的に聞かせる技術力の持ち主です。
日本語だけでなく英語の発音にも的確なミックスボイスが使われています。
MISIAの代表曲といえば「Everything」。
彼女の洋楽に精通した歌声と、ハイトーンボイスの技術が魅力です。
平原綾香
管弦楽組曲「木星」に詞をつけた楽曲で一躍有名になった平原綾香。
高音だけでなく低音も綺麗で伸びのいいミックスボイスで、引き込まれる歌声ですね。
平原綾香の代表曲といえば、デビュー曲の「Jupiter」。
数多くの番組・CMで使用されており、記憶に残る一曲です。
宇多田ヒカル
10代の頃から驚異的な歌唱力を誇る宇多田ヒカル。
独特な歌声と天才的な楽曲センスで、オリジナルの世界観を持っています。
宇多田ヒカルの代表曲といえば「First Love」。
ミリオンセラーを記録した楽曲で、サビのハイトーンボイスが、力強くパワフルです。
アンジェラアキ
感情表現豊かな歌声で人気のアンジェラアキ。
技術力の高いハイトーンボイスに、感情表現を合わせた歌い方が魅力的ですね。
アンジェラアキの代表曲といえば「手紙〜拝啓 十五の君へ〜」。
合唱の課題曲にも選ばれており、大変な人気を博しました。
ただハイトーンボイスを出すだけでなく、感情を乗せた歌い方が特徴です。
Superfly
パワフルで芯のある歌声に定評があるSuperfry。
高音域らしからぬ声量の大きさが特徴で、男声以上に力強さがあります。
Superfryの代表曲といえば「愛をこめて花束を」。
彼女の名前を一躍有名にした一曲で、地声のように芯のあるハイトーンボイスが響きます。
【洋楽】男性アーティスト
日本だけでなく、海外アーティストもミックスボイスを駆使したハイトーンボイスの持ち主がいます。
Axl Rose（アクセル・ローズ） / Guns N’ Roses（ガンズ・アンド・ローゼズ）
80〜90年代に世界を牽引したロックバンド、ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズ。
伸びやかな歌声で、低音から高音までのギャップの少なさが特徴です。
代表曲は「Welcome To The Jungle」。
繰り出される綺麗なハイトーンボイスが魅力で、世界的に大ヒットしました。
Robert Plant（ロバート・プラント） / Led Zeppelin（レッド・ツェッペリン）
抜群のルックスで世の女性たちを虜にした、レッド・ツェッペリンのロバート・プラント。
細身の体から発生されるパワフルなハイトーンボイスが魅力で、ロック史上でも最高峰のボーカリストといわれています。
代表曲は「IMMIGRANT SONG」。
高音域のフレーズでも安定感のある声量を持っており、ブレのない歌声が魅力です。
Michael Jackson（マイケル・ジャクソン）
さまざまな偉業を残して亡くなったマイケルジャクソン。
世界的な賞を総なめにしたシンガーです。
ダンス力に長けたアーティストですが、歌声もミックスボイスを使った見事なハイトーンボイスです。
代表曲といえば「Thriller」。
ギネス記録にも乗ったほど爆発的な売上を残している楽曲で、今でも多くのファンいます。
【洋楽】女性アーティスト
続いて洋楽の女性アーティストを紹介します。
Mariah Carey（マライア・キャリー）
世界的に活躍するアーティスト、マライア・キャリー。
繊細かつ芯のある歌声が特徴で、ハイトーンボイスになっても声量が落ちない高い技術力を持っています。
代表曲は「Without You」。
もとは別のアーティストによってリリースされた楽曲です。
彼女の繊細な歌声が響き、今でも不動の人気を誇ります。
Enya（エンヤ）
癒し要素の多い線歳な楽曲で有名なアーティスト、エンヤ。
クラシックや教会音楽をルーツした曲と、エンヤの透き通るような高音域が見事にマッチします。
代表曲は「Only Time」。
彼女の楽曲の中でもメロディックで繊細な一曲です。
Rihanna（リアーナ）
日本でも驚異的な売上を誇るアーティスト、リアーナ。
さまざまなジャンルに精通しており、歌声も楽曲ごとに進化しているといわれています。
代表曲といえば「Umbrella」。
キャッチーな曲で、印象に残るサビとなっています。
ハイトーンボイスの出し方
ハイトーンボイスは歌を歌う上で、とても重要な要素です。
伸びやかな高音域を出せれば、歌える楽曲の範囲も広がるでしょう。
こちらではハイトーンボイスの出し方を紹介します。
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喉を開く
人の喉は高い声を出せば出すほど、喉が閉まりやすくなります。
ハイトーンボイスを出すときには、なるべく喉を開く意識を持ちましょう。
具体的にはあくびをするときの状態です。
リラックスして力を抜き、喉が開くイメージをしながら、発声トレーニングをしてみましょう。
腹式呼吸
通常呼吸をするときは、肺や胸が開きます。
しかし、歌を歌うときには、腹式呼吸が適しています。
腹式呼吸はお腹が膨らむような呼吸方法のことで、自然に歌声に力強さが加わります。
腹式呼吸を意識するためには、お腹に力を入れる必要があります。
ただ、腹筋するときのように力を入れすぎるのはよくありません。
あくまでも発声をする上で、自然に力を加えていきましょう。
発声練習
基本的に高い声は声量が出づらく、声がか細くなりがちです。
そのため高音域を歌うときには、声量も上げなければなりません。
できる限り遠くの人に声を伝えるイメージで、高い声を出しましょう。
頭の先の部分から声を出すイメージも大事です。
その際には喉が閉じないように意識し、喉に負荷がかからないようにします。
喉を傷めずに気持ちよく歌える高音マスターになろう！
ハイトーンボイスは、より力強く伸びのよい歌声を実現します。
裏声のように高いのに、地声のように歌いやすく芯のある感覚を持つのがポイントです。
ボイストレーニングは特別なボイストレーナーに教わったり、特殊な練習方法が必要だと思われがちです。
しかし、ボイトレは自宅でもできる簡単なものもあり、それほど難しくありません。
大きな声を出して練習するときには、カラオケなどを利用できるといいですね。
簡単な練習法・トレーニング方法を取り入れて、歌上手を目指しましょう。
この記事のまとめ！
- ハイトーンボイスは伸びやかで抜けのいい高音域
- ハイトーンボイスはプロのシンガーに欠かせない技術
- ハイトーンボイスのトレーニングは自宅でも簡単にできる
