寒さむい空そらを星ほしは逃にげ
黒くろい雪ゆきが降ふってくる
すき間風まかぜに肌はだを寄よせ 黒くろい雪ゆきの声こえをきく
街中まちじゅうの屋根やねの上うえ
街中まちじゅうの恋人こいびとの上うえ
怨うらみを深ふかくおおいかくすまで
せまい部屋へやで 朝あさを待まち
黒くろい雪ゆきのかげをふむ
男おとこと女おんな哀かなしくて 黒くろい雪ゆきはつつみこむ
一枚いちまいの毛布もうふがあれば
暖だんたかな毛布もうふがあれば
嘆なげきは捨すててしまえるものを
この長ながい冬ふゆをこせば
この暗くらい冬ふゆをこせば
裸はだかの庭にわに春はるの陽ひもくると
寒samuいi空soraをwo星hoshiはha逃niげge
黒kuroいi雪yukiがga降fuってくるttekuru
すきsuki間風makazeにni肌hadaをwo寄yoせse 黒kuroいi雪yukiのno声koeをきくwokiku
街中machijuuのno屋根yaneのno上ue
街中machijuuのno恋人koibitoのno上ue
怨uraみをmiwo深fukaくおおいかくすまでkuooikakusumade
せまいsemai部屋heyaでde 朝asaをwo待maちchi
黒kuroいi雪yukiのかげをふむnokagewofumu
男otokoとto女onna哀kanaしくてshikute 黒kuroいi雪yukiはつつみこむhatsutsumikomu
一枚ichimaiのno毛布moufuがあればgaareba
暖danたかなtakana毛布moufuがあればgaareba
嘆nageきはkiha捨suててしまえるものをteteshimaerumonowo
このkono長nagaいi冬fuyuをこせばwokoseba
このkono暗kuraいi冬fuyuをこせばwokoseba
裸hadakaのno庭niwaにni春haruのno陽hiもくるとmokuruto