あんまりのこころさむさに
うらにわをほじくりかえしていると
かなしいいろの水みずが湧わいて
あふれるばかりの水みずが湧わいて
だぁれも知しらなくなっちゃった
遠とおい砂漠さばくの隊商たいしょうが
行列ぎょうれつになってくみにくるよ
月夜つきよの公園こうえんの鉄棒てつぼうで
見知みしらぬ子供こどもたちがならんで
ななめけんすいしてるよ
ふくれあがった月つきの夜よるだよ
ぼくたち栄養えいようが足たりないのです
半分はんぶん消きえかかった身体からだで
ななめけんすいしているよ
夕暮ゆうぐれの空そらに金魚きんぎょをおいかけ
ぼくらは竹たけざおみたいな脚あしを
土手どてにつきさしてさまよった
ぱきぱき音おとたててさまよった
景色けしきがまっかっかに腫はれちゃった
そんなさびしい上空じょうくうで
金魚きんぎょの記憶きおくがないてるよ
金魚きんぎょの記憶きおくがないてるよ
あんまりのこころさむさにanmarinokokorosamusani
うらにわをほじくりかえしているとuraniwawohojikurikaeshiteiruto
かなしいいろのkanashiiirono水mizuがga湧waいてite
あふれるばかりのafurerubakarino水mizuがga湧waいてite
だぁれもdaaremo知shiらなくなっちゃったranakunatchatta
遠tooいi砂漠sabakuのno隊商taisyouがga
行列gyouretsuになってくみにくるよninattekuminikuruyo
月夜tsukiyoのno公園kouenのno鉄棒tetsubouでde
見知mishiらぬranu子供kodomoたちがならんでtachiganarande
ななめけんすいしてるよnanamekensuishiteruyo
ふくれあがったfukureagatta月tsukiのno夜yoruだよdayo
ぼくたちbokutachi栄養eiyouがga足taりないのですrinainodesu
半分hanbun消kiえかかったekakatta身体karadaでde
ななめけんすいしているよnanamekensuishiteiruyo
夕暮yuuguれのreno空soraにni金魚kingyoをおいかけwooikake
ぼくらはbokuraha竹takeざおみたいなzaomitaina脚ashiをwo
土手doteにつきさしてさまよったnitsukisashitesamayotta
ぱきぱきpakipaki音otoたててさまよったtatetesamayotta
景色keshikiがまっかっかにgamakkakkani腫haれちゃったrechatta
そんなさびしいsonnasabishii上空joukuuでde
金魚kingyoのno記憶kiokuがないてるよganaiteruyo
金魚kingyoのno記憶kiokuがないてるよganaiteruyo