凍いてつく天空てんくうに遠とおく 雁かりの鳴なく音ねの響ひびきせば
七ななつの谷たにを渡わたる 其そは我わが唄うたと聴きき給たもう
風かぜが叫さけぶ(波なみが返かえす)
月つきが嘆なげく(夜よるが蓋おおう)
別わかたれし魂たましいを追求おいもとむ
せめては夜よるの夢ゆめに この腕かいなへと帰かえり来こよ
川辺かわべにひとり佇たたずみ 彼方かなたの岸きしを見渡みわたせば
行ゆきで戻もどらぬ面影かげを 憂愁うれう涙なみだの溢あふらるる
風かぜよ運はこべ (波なみに乗のせて)
月つきよ照てらせ(夜よるを超こえて)
導みちびかむ 懐なつかしき この地ちへと
今宵こよいも夜天そらに灯ともす 故郷こきょうの標しるべ 示しめす燈火ひを
凍iてつくtetsuku天空tenkuuにni遠tooくku 雁kariのno鳴naくku音neのno響hibiきせばkiseba
七nanaつのtsuno谷taniをwo渡wataるru 其soはha我waがga唄utaとto聴kiきki給tamoうu
風kazeがga叫sakeぶbu(波namiがga返kaeすsu)
月tsukiがga嘆nageくku(夜yoruがga蓋ooうu)
別wakaたれしtareshi魂tamashiiをwo追求oimotoむmu
せめてはsemeteha夜yoruのno夢yumeにni このkono腕kainaへとheto帰kaeりri来koよyo
川辺kawabeにひとりnihitori佇tatazuみmi 彼方kanataのno岸kishiをwo見渡miwataせばseba
行yuきでkide戻modoらぬranu面影kageをwo 憂愁ureうu涙namidaのno溢afuらるるraruru
風kazeよyo運hakoべbe (波namiにni乗noせてsete)
月tsukiよyo照teらせrase(夜yoruをwo超koえてete)
導michibiかむkamu 懐natsuかしきkashiki このkono地chiへとheto
今宵koyoiもmo夜天soraにni灯tomoすsu 故郷kokyouのno標shirube 示shimeすsu燈火hiをwo