残のこり香がだけたよりに 過すぎし日想ひおもえば 僕ぼくは弱よわく 枯かれるまで只泣ただなきました
帰かえる場所ばしょは違ちがうけど 傘かさは一ひとつしかなくて
僕ぼくは濡ぬれたくないから さよならしました
紫陽花あじさいの花はなが咲さくこの道みちの 角かどを曲まがったら 君きみの部屋へやまで
僅わずかな距離きょり 距離きょりが今いまは遠とおく
少すこし伸のびた 睫毛まつげにかかる前髪まえがみも かきあげる手て 爪つめを彩いろどる紫むらさきも
僕ぼくの知しらない君きみを 一ひとつ見みつける度たびに
一年いちねんという月日つきひを 只ただ、悔くやみました
再会さいかいの朝あさに見みたそれぞれの 暮くらし 背負せおうもの 上手うまく笑わらえない
僕ぼくは僕ぼくと 後悔こうかいの渦うずへ
「またね。」と手てを振ふって振ふり返かえる 薬指くすりゆびには 日焼ひやけの痕あと
優やさしい嘘うそは 最初さいしょで最後さいごの
紫陽花あじさいの花はなが咲さくこの道みちの 角かどを曲まがったら 君きみの部屋へやまで
僅わずかな距離きょり 距離きょりが今いまは遠とおく
残nokoりri香gaだけたよりにdaketayorini 過suぎしgishi日想hiomoえばeba 僕bokuはha弱yowaくku 枯kaれるまでrerumade只泣tadanaきましたkimashita
帰kaeるru場所basyoはha違chigaうけどukedo 傘kasaはha一hitoつしかなくてtsushikanakute
僕bokuはha濡nuれたくないからretakunaikara さよならしましたsayonarashimashita
紫陽花ajisaiのno花hanaがga咲saくこのkukono道michiのno 角kadoをwo曲maがったらgattara 君kimiのno部屋heyaまでmade
僅wazuかなkana距離kyori 距離kyoriがga今imaはha遠tooくku
少sukoしshi伸noびたbita 睫毛matsugeにかかるnikakaru前髪maegamiもmo かきあげるkakiageru手te 爪tsumeをwo彩irodoるru紫murasakiもmo
僕bokuのno知shiらないranai君kimiをwo 一hitoつtsu見miつけるtsukeru度tabiにni
一年ichinenというtoiu月日tsukihiをwo 只tada、悔kuやみましたyamimashita
再会saikaiのno朝asaにni見miたそれぞれのtasorezoreno 暮kuらしrashi 背負seoうものumono 上手umaくku笑waraえないenai
僕bokuはha僕bokuとto 後悔koukaiのno渦uzuへhe
「またねmatane。」とto手teをwo振fuってtte振fuりri返kaeるru 薬指kusuriyubiにはniha 日焼hiyaけのkeno痕ato
優yasaしいshii嘘usoはha 最初saisyoでde最後saigoのno
紫陽花ajisaiのno花hanaがga咲saくこのkukono道michiのno 角kadoをwo曲maがったらgattara 君kimiのno部屋heyaまでmade
僅wazuかなkana距離kyori 距離kyoriがga今imaはha遠tooくku