「絵葉書えはがきに走はしる文字もじ、最初さいしょにくれたラブレター。
あなたの書かき癖ぐせやさしくてなつかしい…」
昨日きのう見みた夢ゆめ語かたる、君きみの瞳ひとみは遠とおくの、
遥はるか彼方かなた見みつめてる女神めがみの眼差まなざし。
ふたりだけの思おもい出で、共ともに生いきた思おもい出でを窓まどに
そよぐ風かぜに乗のせて、紡つむぐようにひとつひとつ詠うたおう。
その笑顔えがおいつまでも忘わすれぬよう、
僕ぼくは心こころ深ふかく刻きざみつけている。
「絵葉書えはがきのあの場所ばしょにいつかふたりで行いこうね」、
力ちからの無ない笑えみうかべ僕ぼくを見みて、うなずく。
君きみはもう残のこされた時ときを数かぞえているのかい?
僕ぼくは切せつなくて涙なみだをこらえきれず、はらりはらり悔くやむ。
どこまでもつないだ手てと手離てばなさず、抱だきしめたまま
ふたり遠とおくに旅立たびだちたい。Wo~‥
時ときは過すぎ、すべて愛あいに最後さいごは変かわる季節きせつの、あの日ひ…
僕ぼくは今いま、絵葉書えはがきの景色けしきの中なかをひとりで、君きみの追憶ついおくと歩あるいているよ。
ふたりで、二人ふたりで…。
「絵葉書ehagakiにni走hashiるru文字moji、最初saisyoにくれたnikuretaラブレタraburetaー。
あなたのanatano書kaきki癖guseやさしくてなつかしいyasashikutenatsukashii…」
昨日kinou見miたta夢yume語kataるru、君kimiのno瞳hitomiはha遠tooくのkuno、
遥haruかka彼方kanata見miつめてるtsumeteru女神megamiのno眼差manazaしshi。
ふたりだけのfutaridakeno思omoいi出de、共tomoにni生iきたkita思omoいi出deをwo窓madoにni
そよぐsoyogu風kazeにni乗noせてsete、紡tsumuぐようにひとつひとつguyounihitotsuhitotsu詠utaおうou。
そのsono笑顔egaoいつまでもitsumademo忘wasuれぬようrenuyou、
僕bokuはha心kokoro深fukaくku刻kizaみつけているmitsuketeiru。
「絵葉書ehagakiのあのnoano場所basyoにいつかふたりでniitsukafutaride行iこうねkoune」、
力chikaraのno無naいi笑eみうかべmiukabe僕bokuをwo見miてte、うなずくunazuku。
君kimiはもうhamou残nokoされたsareta時tokiをwo数kazoえているのかいeteirunokai?
僕bokuはha切setsuなくてnakute涙namidaをこらえきれずwokoraekirezu、はらりはらりharariharari悔kuやむyamu。
どこまでもつないだdokomademotsunaida手teとto手離tebanaさずsazu、抱daきしめたままkishimetamama
ふたりfutari遠tooくにkuni旅立tabidaちたいchitai。Wo~‥
時tokiはha過suぎgi、すべてsubete愛aiにni最後saigoはha変kaわるwaru季節kisetsuのno、あのano日hi…
僕bokuはha今ima、絵葉書ehagakiのno景色keshikiのno中nakaをひとりでwohitoride、君kimiのno追憶tsuiokuとto歩aruいているよiteiruyo。
ふたりでfutaride、二人futariでde…。