夏なつの川辺かわべを君きみと手てをつなぎ たわいもない話はなしをして笑わらい
そんな事ことだけで幸しあわせだよ
だけどなんか変へんな気配けはいがする 君きみは気きづいてないけど
見上みあげれば 君きみの頭あたまの上うえに飛とぶ 大量たいりょうの変へんな虫むし達たち
なんて名前なまえか知しらないけど 100匹ひき以上いじょう
どこまでも ついてくるよ 変へんな虫むしが 君きみから離はなれないよ
気持きもち悪わるくて つないだ手てを放はなしちゃった
百年ひゃくねんの恋こいも冷さめちゃう 君きみはまさに 虫むし女おんな
草くさむら入いれば足あしにバッタ 山やまに登のぼれば背中せなかにカブトムシ
どんだけ虫むしに好よかれてるんだよ
だけど虫むしが嫌きらい そんな君きみはいつも悲鳴ひめいをあげてる
見下みおろせば 君きみのカバン パンパンだよ 何なにが入はいってるの?
チャック開あけたら 防虫ぼうちゅうスプレー10本ほん以上いじょう
なぜだろう? 君きみの周まわり 虫むしばっかりいる
ハチミツ塗ぬってないよね?
地球ちきゅうの虫むしに 大人気だいにんきの君きみが怖こわい
抱だきしめた時とき 体からだから香かおるのは 防虫ぼうちゅうスプレー
蚊かに刺さされてる君きみの腕うで もう見慣みなれた
クモの巣すが 洋服ようふくに必かならず付ついている
誕生日たんじょうびプレゼントに 君きみにあげた虫むしの図鑑ずかん5冊さつ
こうなった以上いじょう 虫むしの特徴とくちょう 調しらべようよ
今日きょうもまた 得体えたいの知しれない虫むしがいるよ 君きみの部屋へやの中なかに
殺虫剤さっちゅうざいの空あき缶かんたくさん 転ころがる部屋へや
それでも僕ぼくは君きみを愛あいしている 虫むし女おんなだとしても
君きみを抱だきしめ 「大丈夫だいじょうぶだ」とキスをした
僕ぼくも戦たたかう 君きみの事こと 虫むし女おんなと呼よびたくない
僕ぼくも戦たたかう 君きみの事こと 虫むし女おんなと呼よばせやしない
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