春はるおぼろにたゆたう
古ふるの花はなのかほり
群むれ集つどう蝶ちょうは 誰だれを思おもひ
晴はれ着ぎを 纏まとう
糸いとと糸いとを編あむよに
時ときはただ先さきを逸はやる
ふと息いきを止とめて ふれた肌はだの
脈打みゃくうつ雫しずく
風かぜよ 風かぜよ 変かわらぬものを君きみだけにあげよう
夢ゆめよ 夢ゆめよ 変かわりゆくものと戯たわむれ
巡めぐり巡めぐるままに ゆびさきのワルツ
幸しあわせあやとる 相手あいての名なも 誰だれか知しらずに
幸しあわせあやとる 相手あいての名なも 誰だれか知しらずに
軒のきを辿たどる人影ひとかげ
迷路めいろも 楽たのしいけれど
背せを向むけた方ほうに 名残なごりばかり
預あずけて帰かえる
何処どこの窓まど 流ながるる
金糸雀かなりあの甘あまき誘さそひ
壊こわれた龍りゅうに 囚とらわれの身みは
ぼくらなのです
風かぜよ 風かぜよ 眠ねむらぬ月つきを君きみだけに見みせよう
夢ゆめよ 夢ゆめよ 胸むねに標しめを残のこして
廻まわり廻まわるままに 悪戯いたずらなワルツ
叶かなわぬ明あかりを 吹ふき消けしてはまた灯ともしたり
叶かなわぬ明あかりを 吹ふき消けしてはまた灯ともしたり
風かぜよ 風かぜよ 変かわらぬものを君きみだけにあげよう
夢ゆめよ 夢ゆめよ 変かわりゆくものと戯たわむれ
寄よせて返かえすままに とこしえのワルツ
気きづかぬ間あいだに 結むすばれたり ほどきあったり
気きづかぬ間あいだに 結むすばれたり ほどきあったり
春haruおぼろにたゆたうoboronitayutau
古furuのno花hanaのかほりnokahori
群muれre集tsudoうu蝶chouはha 誰dareをwo思omoひhi
晴haれre着giをwo 纏matoうu
糸itoとto糸itoをwo編aむよにmuyoni
時tokiはただhatada先sakiをwo逸hayaるru
ふとfuto息ikiをwo止toめてmete ふれたfureta肌hadaのno
脈打myakuuつtsu雫shizuku
風kazeよyo 風kazeよyo 変kaわらぬものをwaranumonowo君kimiだけにあげようdakeniageyou
夢yumeよyo 夢yumeよyo 変kaわりゆくものとwariyukumonoto戯tawamuれre
巡meguりri巡meguるままにrumamani ゆびさきのyubisakinoワルツwarutsu
幸shiawaせあやとるseayatoru 相手aiteのno名naもmo 誰dareかka知shiらずにrazuni
幸shiawaせあやとるseayatoru 相手aiteのno名naもmo 誰dareかka知shiらずにrazuni
軒nokiをwo辿tadoるru人影hitokage
迷路meiroもmo 楽tanoしいけれどshiikeredo
背seをwo向muけたketa方houにni 名残nagoriばかりbakari
預azuけてkete帰kaeるru
何処dokoのno窓mado 流nagaるるruru
金糸雀kanariaのno甘amaきki誘sasoひhi
壊kowaれたreta龍ryuuにni 囚toraわれのwareno身miはha
ぼくらなのですbokurananodesu
風kazeよyo 風kazeよyo 眠nemuらぬranu月tsukiをwo君kimiだけにdakeni見miせようseyou
夢yumeよyo 夢yumeよyo 胸muneにni標shimeをwo残nokoしてshite
廻mawaりri廻mawaるままにrumamani 悪戯itazuraなnaワルツwarutsu
叶kanaわぬwanu明aかりをkariwo 吹fuきki消keしてはまたshitehamata灯tomoしたりshitari
叶kanaわぬwanu明aかりをkariwo 吹fuきki消keしてはまたshitehamata灯tomoしたりshitari
風kazeよyo 風kazeよyo 変kaわらぬものをwaranumonowo君kimiだけにあげようdakeniageyou
夢yumeよyo 夢yumeよyo 変kaわりゆくものとwariyukumonoto戯tawamuれre
寄yoせてsete返kaeすままにsumamani とこしえのtokoshienoワルツwarutsu
気kiづかぬdukanu間aidaにni 結musuばれたりbaretari ほどきあったりhodokiattari
気kiづかぬdukanu間aidaにni 結musuばれたりbaretari ほどきあったりhodokiattari