1. 歌詞検索UtaTen
  2. 三山ひろし
  3. 長編歌謡浪曲 元禄桜吹雪 決斗高田の馬場歌詞

「長編歌謡浪曲 元禄桜吹雪 決斗高田の馬場」の歌詞 三山ひろし

2017/5/10 リリース
作詞
北村桃児
作曲
山倉たかし
文字サイズ
よみがな
hidden
江戸えど夕焼ゆうやあかりともしごろ
ゆめもとめて みなし
くに越後えちごそら
かお赤鞘あかざや 安兵衛やすべえ
何時いつおぼえた さけあじ

喧嘩けんかするなら 相手あいてになろか
おれ天下てんか素浪人すろうにん
真武士まことぶしなら おとこなら
やるとめたら 安兵衛やすべえ
くぞ白刃しらは只中ただなか

のりやのばあさんが差出さしだした
手紙てがみひら中山なかやま安兵衛やすべえ
いそぎしたためまいらせそうろう
堀内ほりうち源左衛門げんざえもん先生せんせい道場どうじょう
ふか
叔父おじおい
むすんだるこの菅野すがの
くにひけない武士ぶし意地いじ
村上むらかみ兄弟きょうだい一門いちもん
高田たかだ馬場ばばはた
六十ろくじゅうすぎた拙者せっしゃには
勝目かちめひとつも御座ござそうろう
あとのこれるつま
ねがもう安兵衛やすべえ殿どの
文武ぶんぶすぐれたそなたじゃが
さけをつつしみおさ
天晴あっぱ出世しゅっせなさるよう
草葉くさばかげからいのまいらせこう
なみだいた遺言状ゆいごんじょう

「ばあさん、いまどきだ。なにたつ下刻げこくか。うぅむ、
高田たかだ馬場ばばまで後半こうはんとき南無なむ八幡大菩薩はちまんだいぼさつ
安兵衛やすべえきつくまでは叔父おじうえまもらせたまえ。
ばあさん、みずだ、みずれ!」

せき孫六まごろくわしづか
牛込うしごめ天竜寺てんりゅうじ竹町たけまち長屋ながや飛出とびだ安兵衛やすべえ
小石こいしとばしすなげて
そらごとけてゆく
れをながめた大工だいく左官さかん
ゆかやも八百はっぴゃくやもこめやのおやじもさかなやも
それゆけやれゆけやすさんが
おおきな喧嘩けんかつけたぞ
今夜こんやはたらふくめそうだ
あとからあとからいて
一番後いちばんあとからのりやのばあさんいきらして
ヨイショコラショ ヨイショコラショ
やすさんやすさん
喧嘩けんかしなとけてゆく
高田たかだ馬場ばばてみれば
卑怯ひきょう未練みれん村上むらかみ一門いちもん
わずか二人ふたりかこ
白刃しらはそろえてりかゝる
あわ菅野すがの若党わかとう
次第次第しだいしだいいつめられて
すでにあやうくえたとき
馬場ばば飛込とびこ安兵衛やすべえ
せき孫六まごろくせず
村上むらかみ三郎さぶろうてて
てんにもとどろ大音声だいおんじょう
中山なかやま安兵衛やすべえたけよう
叔父おじ菅野すがの助太刀すけだちいた
名乗なのりをげてさあいと
脇差わきざしいて左手ひだりて
天地てんちかまえた二刀流にとうりゅう
みぎひだりまきくる
おりしも叔父おじ背後うしろから
薙刀なぎなたって祐見ゆみ
ろさんとしたとき
ばちどめげた脇差わきざし
背中せなかつらぬ見事みごとたおした有様ありさま
さながら鬼神きじん天魔てんまわざ
固唾かたずんでていた群衆ぐんしゅう
どっとあげたる喊声かんせい
高田たかだ馬場ばばにこだまする

つるぎがきらめく 高田たかだ馬場ばば
桜吹雪さくらふぶきいかかる
っておごらぬ さわやかさ
はな青年せいねん 安兵衛やすべえ
かおあかるい はるかぜ