春はるは世よに出でる 草木くさきもあるに
阿呆あほう鴉がらすの 泣なき別わかれ
連つれに逸はぐれた 一本刀いっぽんがたな
旅たびはいつまで つづくやら
人ひとのいのちと 空そらゆく雲くもは
どこで散ちるやら 果はてるやら
まして俺おいらは お天陽様てんとさまを
晴はれて拝おがめぬ 罰ばちあたり
泣ないて別わかれて 旅人たびにんさんの
足あしは重おもかろ さびしかろ
伊那いなの伊那いなぶし 聞ききたい時ときは
捨すててお出いでよ 三度笠さんどがさ
春haruはha世yoにni出deるru 草木kusakiもあるにmoaruni
阿呆ahou鴉garasuのno 泣naきki別wakaれre
連tsuれにreni逸haguれたreta 一本刀ippongatana
旅tabiはいつまでhaitsumade つづくやらtsudukuyara
人hitoのいのちとnoinochito 空soraゆくyuku雲kumoはha
どこでdokode散chiるやらruyara 果haてるやらteruyara
ましてmashite俺oiらはraha おo天陽様tentosamaをwo
晴haれてrete拝ogaめぬmenu 罰bachiあたりatari
泣naいてite別wakaれてrete 旅人tabininさんのsanno
足ashiはha重omoかろkaro さびしかろsabishikaro
伊那inaのno伊那inaぶしbushi 聞kiきたいkitai時tokiはha
捨suてておteteo出iでよdeyo 三度笠sandogasa