赤あか、青あお、紫むらさき、山吹色やまぶきいろ
絹きぬの糸いと、琴ことの絃いと、夢ゆめの繭まゆ
手てが切きれそうな若葉わかばの緑みどり
陽射ひざし映うつして乱反射らんはんしゃ
あなたは少すこしはにかんだ眼めで
晴はれ着ぎの私わたしぼんやり見みてる
娘むすめ、生娘きむすめ、十七じゅうしちの春はる
火ひのない炎ほのおが心こころで舞まっている
うす目め、切きれ長なが、十七じゅうしちの紅べに
気きのある素振そぶりを心こころで待まっている
何なにも知しらない私わたしの耳みみに
生いきてる意味いみを吹ふき込こんで
まだ新あたらしい畳たたみの青あおを
人ひとさし指ゆびの爪つめで千切ちぎった
娘むすめ、生娘きむすめ、十七じゅうしちの春はる
火ひのない炎ほのおが心こころで舞まっている
うす目め、切きれ長なが、十七じゅうしちの紅べに
気きのある素振そぶりを心こころで待まっている
赤aka、青ao、紫murasaki、山吹色yamabukiiro
絹kinuのno糸ito、琴kotoのno絃ito、夢yumeのno繭mayu
手teがga切kiれそうなresouna若葉wakabaのno緑midori
陽射hizaしshi映utsuしてshite乱反射ranhansya
あなたはanataha少sukoしはにかんだshihanikanda眼meでde
晴haれre着giのno私watashiぼんやりbonyari見miてるteru
娘musume、生娘kimusume、十七juushichiのno春haru
火hiのないnonai炎honooがga心kokoroでde舞maっているtteiru
うすusu目me、切kiれre長naga、十七juushichiのno紅beni
気kiのあるnoaru素振sobuりをriwo心kokoroでde待maっているtteiru
何naniもmo知shiらないranai私watashiのno耳mimiにni
生iきてるkiteru意味imiをwo吹fuきki込koんでnde
まだmada新ataraしいshii畳tatamiのno青aoをwo
人hitoさしsashi指yubiのno爪tsumeでde千切chigiったtta
娘musume、生娘kimusume、十七juushichiのno春haru
火hiのないnonai炎honooがga心kokoroでde舞maっているtteiru
うすusu目me、切kiれre長naga、十七juushichiのno紅beni
気kiのあるnoaru素振sobuりをriwo心kokoroでde待maっているtteiru