花はなの大江戸おおえど 空そら飛とぶ雲くもは
遥はるか赤穂あこうの 流ながれ雲ぐも
時ときは元禄げんろく 泰平たいへいなれど
君きみに忠節ちゅうせつ 尽つくさんと
四十七しじゅうしち士しの 四十七しじゅうしち士しの晴はれ姿すがた
(セリフ)
「おそれながら徳川とくがわ幕府ばくふの御ご
政道せいどうに物申ものもうす
御事おんことの発端ほったんは 主君しゅくん浅野あさのと吉良きら殿どのの
武士もののふ同士どうしの遺恨いこん沙汰ざた
お咎とがめならば 両成敗りょうせいばいがしかるべき
なれど身みは切腹せっぷくの血ちしぶきに
染そめて断絶だんぜつ赤穂城あこうじょう
遺恨いこんを晴はらして 忠節ちゅうせつ忠義ちゅうぎ
殿とののお側そばに 参まいりまする」
春はるの名残なごりを 桜さくらに問とうて
散ちりて儚はかなき 運命さだめかよ
松まつの廊下ろうかの 葵あおいの風かぜに
あおぐお城しろも 崩くずれゆく
哭なくか路頭ろとうの 哭なくか路頭ろとうのはぐれ鳥どり
殿とのの無念むねんの 裁さばきは如何いかに
上意じょうい理不尽りふじん 片手落かたておち
若わかき命いのちも 老おいたる身みでも
赤穂あこう浪士ろうしと 名なを連つらね
かざす白刃しらはに かざす白刃しらはに鬨ときの声こえ
花hanaのno大江戸ooedo 空sora飛toぶbu雲kumoはha
遥haruかka赤穂akouのno 流nagaれre雲gumo
時tokiはha元禄genroku 泰平taiheiなれどnaredo
君kimiにni忠節chuusetsu 尽tsuくさんとkusanto
四十七shijuushichi士shiのno 四十七shijuushichi士shiのno晴haれre姿sugata
(セリフserifu)
「おそれながらosorenagara徳川tokugawa幕府bakufuのno御go
政道seidouにni物申monomouすsu
御事onkotoのno発端hottanはha 主君syukun浅野asanoとto吉良kira殿donoのno
武士mononofu同士doushiのno遺恨ikon沙汰zata
おo咎togaめならばmenaraba 両成敗ryouseibaiがしかるべきgashikarubeki
なれどnaredo身miはha切腹seppukuのno血chiしぶきにshibukini
染soめてmete断絶danzetsu赤穂城akoujou
遺恨ikonをwo晴haらしてrashite 忠節chuusetsu忠義chuugi
殿tonoのおnoo側sobaにni 参maiりまするrimasuru」
春haruのno名残nagoりをriwo 桜sakuraにni問toうてute
散chiりてrite儚hakanaきki 運命sadameかよkayo
松matsuのno廊下roukaのno 葵aoiのno風kazeにni
あおぐおaoguo城shiroもmo 崩kuzuれゆくreyuku
哭naくかkuka路頭rotouのno 哭naくかkuka路頭rotouのはぐれnohagure鳥dori
殿tonoのno無念munenのno 裁sabaきはkiha如何ikaにni
上意joui理不尽rifujin 片手落katateoちchi
若wakaきki命inochiもmo 老oいたるitaru身miでもdemo
赤穂akou浪士roushiとto 名naをwo連tsuraねne
かざすkazasu白刃shirahaにni かざすkazasu白刃shirahaにni鬨tokiのno声koe