長崎の蝶々さん～マダム・バタフライ入り～ 歌詞 伊藤咲子 ふりがな付

肥前ひぜん長崎ながさき 港町みなとまち
異人いじん屋敷やしきの たそがれは
何故なぜかさびしい 振袖ふりそで人形にんぎょう
恋こいの絵え日傘ひがさ くるくると
蝶々ちょうちょうさん 蝶々ちょうちょうさん
桜さくらの花はなが 咲さく頃ころに
お船ふねがかえって 来くると言いう
花はなのロマンス
長崎ながさき 長崎ながさき 長崎ながさき 港町みなとまち

風かぜは南みなみの 夢ゆめの町まち
晴はれた天主クルスの 丘おかの上うえ
背伸せのびして見みる はるかな海うみよ
三本さんぼん マストは 未いまだ見みえぬ
蝶々ちょうちょうさん 蝶々ちょうちょうさん
花はなは咲さいても 開ひらいても
恋こいしお方かたに 逢あうまでは
花はなのロマンス
長崎ながさき 長崎ながさき 長崎ながさき 夢ゆめの町まち

ある晴はれた日ひ 遠とおい海うみの彼方かなたに煙けむりがたち
船ふねがやがて見みえる

鐘かねがなるなる 恋こいの町まち
広ひろい屋敷やしきに たゞだ一ひとつ
君きみが形見かたみの アメリカ人形にんぎょう
碧あおい瞳ひとみの なつかしさ
蝶々ちょうちょうさん 蝶々ちょうちょうさん
長ながいまつげも うっとりと
今日きょうもあなたの 夢ゆめを見みる
花はなのロマンス
長崎ながさき 長崎ながさき 長崎ながさき 恋こいの町まち