「リアルな現実 本気の現実」の歌詞 佐野元春
1990/5/12 リリース- 文字サイズ
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この楽曲へのみんなの気持ち
アドバルーンで遊あそんでいる
いつも必死ひっしなので
時々ときどき 的まとをはずしてしまう
ウィルの囲まわりの人々ひとびとは
金かねを稼かせぐのに夢中むちゅうになると
いつしかウィルを見失みうしなう
ウィルはシャツを手てに入いれて
気きにいるとそればかり着きている
銀ぎんの雨あめがウィルを濡ぬらし
シャツは台無だいなし
眠ねむたげな世界せかいをかたわらに
ウィルはドライヤーでシャツを乾かわかす
それでも気きまぐれは起おこる
街路がいろでウィルを待まつものはいない
絶望的ぜつぼうてきな断絶だんぜつ
女友達おんなともだちのストロベリ-・パイ
リアルな現実げんじつ 本気ほんきの現実げんじつ
寝ねてもウィル
さめてもウィル
彼女かのじょはウィルに夢中むちゅう
ウィルがうらやましい
プールサイドに腰こしかけて
ウィルは遠とおくをながめている
となりでガールフレンドが眠ねむっている
サンタン・ローションの午後ごご
リアルな現実げんじつ 本気ほんきの現実げんじつ
小ちいさな声こえで一晩中ひとばんじゅう
小ちいさな声こえで一晩中ひとばんじゅう
ウィルは誰だれれかにささやき続つづける
明日あしたはウィルの誕生日たんじょうび
君きみも聴きいたことがあるかもしれない
苦悩くのうの端はしでふるえている
けれども少すこしだけユーモラスな声こえ
ウィルがわからない奴やつもいる
彼かれらは自分じぶんを「完かんぺき」だという
リアルな現実げんじつ 本気ほんきの現実げんじつ
寝ねてもウィル
さめてもウィル
彼女かのじょはウィルに夢中むちゅう
ウィルがうらやましい