にわかに熱ねつを帯おびながら
雲くもが渦うずを巻まく
生いきもののように
こころにやがて滑すべりこむ
もうじき ほら 雨あめが降ふる頃ころ
別わかれたひとを探さがす
行いくあてない嘆なげきも
引ひき潮しおに帰かえる
せめて悲かなしみも
はじまりだと感かんじて
ふたつに空そらを分わかち
身体からだを雷鳴らいめいが駆かけぬけてゆく
わたしの中なかの野性やせい
確たしかに目覚めざめる
旅立たびだちの時とき
素足すあしに丸まるく触ふれる
サンゴや貝かいの化石かせき
彼等かれらは伝つたえる
たとえ遠とおくても
さまようこと恐おそれず
ざわめく波なみの調しらべ
光ひかりに包つつまれて歩あるき始はじめる
わたしに生いきる野性やせい
大おおきな力ちからに委ゆだねて
ふたつに空そらを分わかち
身体からだを雷鳴らいめいが駆かけぬけてゆく
わたしの中なかの野性やせい
確たしかに目覚めざめる
旅立たびだちの時とき
にわかにniwakani熱netsuをwo帯oびながらbinagara
雲kumoがga渦uzuをwo巻maくku
生iきもののようにkimononoyouni
こころにやがてkokoroniyagate滑subeりこむrikomu
もうじきmoujiki ほらhora 雨ameがga降fuるru頃koro
別wakaれたひとをretahitowo探sagaすsu
行iくあてないkuatenai嘆nageきもkimo
引hiきki潮shioにni帰kaeるru
せめてsemete悲kanaしみもshimimo
はじまりだとhajimaridato感kanじてjite
ふたつにfutatsuni空soraをwo分waかちkachi
身体karadaをwo雷鳴raimeiがga駆kaけぬけてゆくkenuketeyuku
わたしのwatashino中nakaのno野性yasei
確tashiかにkani目覚mezaめるmeru
旅立tabidaちのchino時toki
素足suashiにni丸maruくku触fuれるreru
サンゴsangoやya貝kaiのno化石kaseki
彼等kareraはha伝tsutaえるeru
たとえtatoe遠tooくてもkutemo
さまようことsamayoukoto恐osoれずrezu
ざわめくzawameku波namiのno調shiraべbe
光hikariにni包tsutsuまれてmarete歩aruきki始hajiめるmeru
わたしにwatashini生iきるkiru野性yasei
大ooきなkina力chikaraにni委yudaねてnete
ふたつにfutatsuni空soraをwo分waかちkachi
身体karadaをwo雷鳴raimeiがga駆kaけぬけてゆくkenuketeyuku
わたしのwatashino中nakaのno野性yasei
確tashiかにkani目覚mezaめるmeru
旅立tabidaちのchino時toki