風かぜにもつれて 時雨しぐれに濡ぬれて
伊那いなの街道かいどう 急いそぎ旅たび
義理ぎりの縦糸たていと 人情にんじょうでほぐし
夢ゆめが織おれたら 是非ぜひもない
男おとこ流転るてんの 男おとこ流転るてんの はぐれ笠かさ
雲くもの切きれ間まを 恥はずかしそうに
のぞく片割かたわれ お月つきさん
愚痴ぐちや未練みれんは 意気地いくじがないと
胸むねに聞きかせる ひとり言ごと
渡わたり鳥どりです 渡わたり鳥どりです はぐれ笠かさ
生うまれ在所ざいしょの木曽路きそじの里さとは
母ははの匂においの 山やまや川かわ
うしろ振ふり向むきゃ カラスが鳴ないた
右みぎと左ひだりの 札ふだの辻つじ
旅たびでござんす 旅たびでござんす はぐれ笠かさ
風kazeにもつれてnimotsurete 時雨shigureにni濡nuれてrete
伊那inaのno街道kaidou 急isoぎgi旅tabi
義理giriのno縦糸tateito 人情ninjouでほぐしdehogushi
夢yumeがga織oれたらretara 是非zehiもないmonai
男otoko流転rutenのno 男otoko流転rutenのno はぐれhagure笠kasa
雲kumoのno切kiれre間maをwo 恥haずかしそうにzukashisouni
のぞくnozoku片割katawaれre おo月tsukiさんsan
愚痴guchiやya未練mirenはha 意気地ikujiがないとganaito
胸muneにni聞kiかせるkaseru ひとりhitori言goto
渡wataりri鳥doriですdesu 渡wataりri鳥doriですdesu はぐれhagure笠kasa
生umaれre在所zaisyoのno木曽路kisojiのno里satoはha
母hahaのno匂nioいのino 山yamaやya川kawa
うしろushiro振fuりri向muきゃkya カラスkarasuがga鳴naいたita
右migiとto左hidariのno 札fudaのno辻tsuji
旅tabiでござんすdegozansu 旅tabiでござんすdegozansu はぐれhagure笠kasa