熱海あたみの海岸かいがん 散歩さんぽする
貫一かんいちお宮みやの 二人連ふたりづれ
共ともに歩あゆむも 今日きょう限かぎり
共ともに語かたるも 今日きょう限かぎり
僕ぼくが学校がっこう おわるまで
何故なぜに宮みやさん 待またなんだ
夫おっとに不足ふそくが 出来できたのか
さもなきゃお金かねが 欲ほしいのか
宮みやさん必ひっらず 来年らいねんの
今月こんげつ今夜こんやの この月つきは
僕ぼくの涙なみだで 曇くもらして
見みせるよ男子だんしの 意気地いくじから
恋こいに破やぶれし 貫一かんいちは
すがるお宮みやを 突つき離はなし
無念むねんの涙なみだ はらはらと
残のこる渚なぎさに 月つき淋さびし
熱海atamiのno海岸kaigan 散歩sanpoするsuru
貫一kanichiおo宮miyaのno 二人連futariduれre
共tomoにni歩ayuむもmumo 今日kyou限kagiりri
共tomoにni語kataるもrumo 今日kyou限kagiりri
僕bokuがga学校gakkou おわるまでowarumade
何故nazeにni宮miyaさんsan 待maたなんだtananda
夫ottoにni不足fusokuがga 出来dekiたのかtanoka
さもなきゃおsamonakyao金kaneがga 欲hoしいのかshiinoka
宮miyaさんsan必hixtuらずrazu 来年rainenのno
今月kongetsu今夜konyaのno このkono月tsukiはha
僕bokuのno涙namidaでde 曇kumoらしてrashite
見miせるよseruyo男子danshiのno 意気地ikujiからkara
恋koiにni破yabuれしreshi 貫一kanichiはha
すがるおsugaruo宮miyaをwo 突tsuきki離hanaしshi
無念munenのno涙namida はらはらとharaharato
残nokoるru渚nagisaにni 月tsuki淋sabiしshi