君きみは覚おぼえているだろうか
江えノ島しま電車でんしゃを飛とび降おりて
二人ふたり歩あるいた鎌倉かまくら海岸かいがん 白しろい陽射ひざしの中なか
今いまも生いき生いきとした 二人ふたりの写真しゃしんが
僕ぼく一人ひとりを惑まどわせてる
あんなに鮮あざやかな季節きせつは
二度にどと訪おとずれはしないだろう
君きみは忘わすれてゆくだろうか
こんな幼おさない日々ひびを
歩あるき疲つかれた靴くつを脱ぬぎ
波打なみうち際ぎわではしゃいでた
後うしろ姿すがたが止とまったままで
もう振ふり向むくことはない
走はしる電車でんしゃの色いろと海風うみかぜの音おとは
あの頃ころ同おなじだけど
長ながく伸のびた影かげの形かたちが
半分はんぶんになってしまった
君きみはもう来こないのだろうか
江えノ島しまが見みえる道みち
君kimiはha覚oboえているだろうかeteirudarouka
江eノno島shima電車densyaをwo飛toびbi降oりてrite
二人futari歩aruいたita鎌倉kamakura海岸kaigan 白shiroいi陽射hizaしのshino中naka
今imaもmo生iきki生iきとしたkitoshita 二人futariのno写真syashinがga
僕boku一人hitoriをwo惑madoわせてるwaseteru
あんなにannani鮮azaやかなyakana季節kisetsuはha
二度nidoとto訪otozuれはしないだろうrehashinaidarou
君kimiはha忘wasuれてゆくだろうかreteyukudarouka
こんなkonna幼osanaいi日々hibiをwo
歩aruきki疲tsukaれたreta靴kutsuをwo脱nuぎgi
波打namiuちchi際giwaではしゃいでたdehasyaideta
後ushiろro姿sugataがga止toまったままでmattamamade
もうmou振fuりri向muくことはないkukotohanai
走hashiるru電車densyaのno色iroとto海風umikazeのno音otoはha
あのano頃koro同onaじだけどjidakedo
長nagaくku伸noびたbita影kageのno形katachiがga
半分hanbunになってしまったninatteshimatta
君kimiはもうhamou来koないのだろうかnainodarouka
江eノno島shimaがga見miえるeru道michi