忍しのび雨あめふる 港みなとの町まちを
ひとり歩あるけば 心こころも濡ぬれる
あのひとの 重荷おもにに ならないように
さりげなく 微笑ほほえんで 別わかれてきたけれど
この涙なみだ 恋こいしさは どこへ捨すてたらいいのよ
他人ひとの不幸なみだも 肴さかなに飲のめる
若わかい鴎かもめが 羨うらやましいね
朗ほがらかな 女おんなを 装よそおっていても
恋こいをして すてられて はじめて気きがついた
この胸むねの 空むなしさを 誰だれで埋うめればいいのよ
思おもい出だすほど 忘わすれもせぬに
夜よるの霧笛むてきが 慕情ぼじょうをそそる
あのひとの ワイシャツ 洗あらって干ほした
あの窓まどの カーテンも 昔むかしのままなのに
帰かえり来こぬ 面影おもかげは どこを探さがせばいいのよ
忍shinoびbi雨ameふるfuru 港minatoのno町machiをwo
ひとりhitori歩aruけばkeba 心kokoroもmo濡nuれるreru
あのひとのanohitono 重荷omoniにni ならないようにnaranaiyouni
さりげなくsarigenaku 微笑hohoeんでnde 別wakaれてきたけれどretekitakeredo
このkono涙namida 恋koiしさはshisaha どこへdokohe捨suてたらいいのよtetaraiinoyo
他人hitoのno不幸namidaもmo 肴sakanaにni飲noめるmeru
若wakaいi鴎kamomeがga 羨urayamaしいねshiine
朗hogaらかなrakana 女onnaをwo 装yosooっていてもtteitemo
恋koiをしてwoshite すてられてsuterarete はじめてhajimete気kiがついたgatsuita
このkono胸muneのno 空munaしさをshisawo 誰dareでde埋uめればいいのよmerebaiinoyo
思omoいi出daすほどsuhodo 忘wasuれもせぬにremosenuni
夜yoruのno霧笛mutekiがga 慕情bojouをそそるwososoru
あのひとのanohitono ワイシャツwaisyatsu 洗araってtte干hoしたshita
あのano窓madoのno カkaーテンtenもmo 昔mukashiのままなのにnomamananoni
帰kaeりri来koぬnu 面影omokageはha どこをdokowo探sagaせばいいのよsebaiinoyo