風の旅人 歌詞 南佳孝 ふりがな付

言葉ことばが通つうじなくても 目めと目めでわかりあえるさ
君きみの心こころ 美うつくしすぎるから
朝陽あさひに追おいたてられて 異国いこくの夜よるは明あけてく
白しろい胸むねに 最後さいごのキスをしよう

愛あいしてる どんな運命うんめいでも
また逢あえるさ 大地だいちに祈いのる
言葉ことばより 確たしかな眼差まなざし
抱だきしめて 名前なまえを呼よぶ

耳許みみもとで囁ささやいた 熱あつい愛あいの吐息といきは
地平線ちへいせんに ゆらめく陽炎かげろう

銀ぎんの雨あめを待まってる 風かぜは砂塵さじんと踊おどる
君きみの笑顔えがお 空そらが運はこんでゆく
人混ひとごみのバザールで 似にている娘こを見みつけて
赤あかく光ひかる 指輪ゆびわひとつ買かった

おまえを愛あいした男おとこは
ただ一人ひとり 大地だいちを走はしる
おまえが 愛あいした男おとこは
探さがしている 生いきる何なにかを

霧きりにかすんだモスク ステンドグラスの向むこう
夜よるは叫さけぶ 七色なないろの風かぜで
オレを呼よんだ おまえの声こえがする