俺おれが愛あいした
黒百合くろゆりの花はな
咲さいて散ちりゆく
病葉わくらばいとし
これから何なにを 心こころの支ささえ
四十路よそじ 中途なかばで
逝ゆくなんて
神かみは無情むじょうか
生命灯いのちび 消きえて
ひと汽車きしゃおくれて
俺おれも逝ゆく
寒さむくなるわと
手編てあみのセーター
糸いとのほつれが
涙なみだをさそう
北国海峡連絡船きたぐにかいきょうれんらくせんで
生うまれ故郷ふるさと 帰かえりたい
写真見しゃしんみつめて
落おとした涙なみだ
ひと汽車きしゃおくれて
俺おれも逝ゆく
窓まどに小雪こゆきが
ちらつく夜よるは
人肌恋ひとはだこいしい
手酌てじゃくの酒さけになる
おまえの好すきな
アカシアの花はな
鴎群かもめむれとぶ 丘おかの上うえ
俺おれの名前なまえも
ほりこんで
ひと汽車きしゃおくれて
俺おれも逝ゆく
俺oreがga愛aiしたshita
黒百合kuroyuriのno花hana
咲saいてite散chiりゆくriyuku
病葉wakurabaいとしitoshi
これからkorekara何naniをwo 心kokoroのno支sasaえe
四十路yosoji 中途nakabaでde
逝yuくなんてkunante
神kamiはha無情mujouかka
生命灯inochibi 消kiえてete
ひとhito汽車kisyaおくれてokurete
俺oreもmo逝yuくku
寒samuくなるわとkunaruwato
手編teaみのminoセseータtaー
糸itoのほつれがnohotsurega
涙namidaをさそうwosasou
北国海峡連絡船kitagunikaikyourenrakusenでde
生uまれmare故郷furusato 帰kaeりたいritai
写真見syashinmiつめてtsumete
落otoしたshita涙namida
ひとhito汽車kisyaおくれてokurete
俺oreもmo逝yuくku
窓madoにni小雪koyukiがga
ちらつくchiratsuku夜yoruはha
人肌恋hitohadakoiしいshii
手酌tejakuのno酒sakeになるninaru
おまえのomaeno好suきなkina
アカシアakashiaのno花hana
鴎群kamomemuれとぶretobu 丘okaのno上ue
俺oreのno名前namaeもmo
ほりこんでhorikonde
ひとhito汽車kisyaおくれてokurete
俺oreもmo逝yuくku