ありがとうの唄 歌詞 吉幾三 ふりがな付

愛あいされて夢ゆめを見みて ひとりで走はしってた
振ふり返かえりゃ何なにもかも 遠とおくに見みえていた
人ひとは皆みな 放浪者ほうろうしゃ いつしか年としとれば
都会まちの中なかふと思おもう 独ひとりじゃない事ことを
ありがとう 貧まずしさを あの時代ときありがとう
寄よせる波なみ 冬ふゆの風かぜ 勇気ゆうきをありがとう
ありがとう 言いえるよな 最後さいごであればいい
お前まえにも子供こどもにも すべての人ひとたちに

人生じんせいの曲まがり角かど 涙なみだと故郷くにの酒さけ
呑のみながら口くちずさむ 父ちちから聞きいた唄うた
ありがとう星空ほしぞらよ ふるさと見みえました
夏なつの夜よに浮うかびます 笑わらった母ははの顔かお
会あいたいが帰かえらない ひとりでここで呑のむ
眼めを閉とじてここで酔よう ひとりでここで泣なく
ありがとう 言いえるよな 最後さいごであればいい
お前まえにも子供こどもにも すべての人ひとたちに

ありがとうふるさとよ 遠とおくてよかったよ
今いまは亡なき姉ねえさんよ 強つよさをありがとう
流ながれ星ぼしあの時ときは 願ねがいをありがとう
ギター弾ひき唄うたう事こと 幸福しあわせありがとう
笑わらうより泣なく数かずが 多おおけりゃ多おおいほど
優やさしさをあげられる 男おとこで居いたいから
ありがとう 言いえるよな 最後さいごであればいい
お前まえにも子供こどもにも すべての人ひとたちに

ありがとう 言いえるよな 最後さいごであればいい
お前まえにも子供こどもにも すべての人ひとたちに
すべての人ひとたちに
すべての人ひとたちに