酒よ…我が人生 歌詞 吉幾三 ふりがな付

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よみ:さけよ…わがじんせい

酒よ…我が人生 歌詞

吉幾三

2002.6.26 リリース
作詞
吉幾三
作曲
吉幾三
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ふるさとは津軽つがるにて 十五才じゅうごまで
兄弟きょうだいは9にんすえ
ゆきぶか平野へいやには はるだけちどおしい
都会まちあんちゃんが かえってるからネ

あねにおんぶされ 学校がっこう
きべそでこまったと かされた
またひとりまたひとり 都会とかいった
そのたび父親ちちおや酒飲さけのあばれてた

おふくろはきながら ながよる
今頃いまごろはどこだろう いたろか
としすそのたびだれかがった
そのたびいていた 外出そとでいていた

うたうたい三味しゃみせんさけむオヤジ
おふくろにげる ちち
あねからの便たよりには いてたちち
ははちちいてた二人ふたり

さくらりゃおもす おふくろの背中せなか
リヤカーにっている おれ
まつりにはけないと ってるおれ
はるかぜさびしげな 親子おやこあるいてた

夕暮ゆうぐれにかえらない おふくろが
はたけまでした おれ
えずにいていた 暗闇くらやみはは
リヤカーをむらなか いてたおれ

いつからかオヤジから いてた民謡うた
何気なにげなくうたってた おれ
三人さんにんたびをした たのしい何年なんねん
いでちちおれ おどったはは

春先はるさきんぼにて 中学ちゅうがくころ
おれ都会まちったとき
岩木いわきやまをじっとて「そうか」とったちち
そのよるおそくまで かえらぬちちだった

ゆきおそはる 出発たびだあさ
ひとりしていていた ちち
たいけどられない 未来みらいゆめあった
いつのかまた一緒いっしょらせぬゆめあった

ふるさとのえきからは 恩師おんしとも
青森あおもりえきからは ははひとり
きながらいかける 着物きものはは
いつのかまた一緒いっしょ らせるゆめった

夜汽車よぎしゃでは出稼でかせぎで 都会まちひと
にぎやかなさけせき おれ
いまきばあちゃんに もらった3まんえん
おふくろがはなすなと ってたこのギター

ものくものも はじめての都会まち
下町したまちのアパートに あね
星空ほしぞらなみだして しばらくなみだして
両親りょうしんとふるさとが こいしくなみだして

ギターうたうたい ゆめもとさけ
ひとりみじめさと 明日あすゆめ
便たよやぶて このをくいしばり
ふるさとにゆめなか サヨナラっていた

こいもしたケンカした 挫折ざせつもした
いいともといいひとささえられ
たびをしてうたたびしてひと
それぞれのゆめり ギターをまたいた

さけとも うたとも アパート一間ひとま
おもよ あのかおよ あの時代とき
なぁむかし なぁさけよ あのころもどらぬか
がむしゃらにはしってた あのにいつの

なかわろうと それぞれのさけ
過去かこ明日あすゆめ
おとことはしあわせさ わすれられるから
またきよう もうすこし わかるよなぁさけ

さけさけおとこ未来さき
寒空さむぞら故郷こきょうともかお
このままでいいのかと 何度なんどかえ
ぎてゆく歳月としつきあせりのさけ

うすれてくゆめいどれのうた
下町したまち居酒屋いざかやまどぎわで
わすれないわすれない 絶対ぜったいわすれない
としてくなみだかず わかるよなぁさけ

大都会だいとかい ひとなみ 背中合せなかあわせで
きているやつおなゆめ
夕焼ゆうやけがビルのなか しずんでとき
せつなくてかなしくて わかるよなぁさけ

キャバレーでうたってた 真冬まふゆまち
他人様ひとさまうたうたう わびしさよ
汽車きしゃとなまち 明日あすまたうた
このさきゆめがある わかるかなぁさけ

旅先たびさきった おおくのとも
旅先たびさきがたり なぁさけ
いまもまだおも昨日きのうのようにある
頑張がんばれとった あののあのひと

ふね風雪ふうせつ海峡かいきょう
ふるさとのまちかり よこ
りたならちちははにもまたえる
なみだきふるさとに 背中せなかまたける

なみだにはいくつもの おもがある
こころにもいくつかの きずもある
ひとりさけ手酌てじゃくざけ 演歌えんかきながら
ホロリさけそんなよるも たまにゃなぁいいさ

あめなかいつぶれ 都会とかいよる
ってゆめてた こともある
なぁさけなになにひろえばいい
ゆめくそんなさけ いやだよなぁさけ

あのころかえりゃ ゆめふね
荒波あらなみかってた 二人ふたりして
おとこざけ 手酌てじゃくざけ 演歌えんかきながら
なぁさけよおまえには わかるかなぁさけ

何事なにごととおいほど すべてこいしい
なにらしさえ わらえたな
アパートの赤電話あかでんわ いまでもあるだろうか
ふるさとがちかかった こわれた赤電話あかでんわ

みたいよびるほど ねむりつくまで
おとこには明日あすがある わかるだろう
びながら手酌てじゃくざけ 演歌えんかきながら
あいしてるこれからも わかるよなぁさけ

むほどにみて十五じゅうごはる
とおくからこえてく 汽車きしゃおと
したこのあめむかしながすなら
なぁさけよおまえには なみだながさせる

夜空よぞらには屋台やたいざけ おとこ愚痴ぐち
さびしさもわびしさも このさけ
いまちちよ あんたのんださけ
近頃ちかごろかる おとこさけ

かすさけ さけきているゆえ
うれしさもかなしさも 家族かぞくゆえ
何年なんねんになるだろう この都会まちんでから
ゆききたまち かえるかなぁさけ

それぞれにひとみんな 一人ひとりたび
しあわせになるために わかれてなぁさけ
わかるよなぁさけ

酒よ…我が人生 / 吉幾三 の歌詞へのレビュー

男性

はっしゃん

2019/05/30 19:31

吉さんの歌に向かう姿勢・・・  吉幾三を育んだ環境・・・  あまり歳も変わらぬ自分の人生を振り返りながら、想いの濃さの違いにただただ敬服の念ばかりです。
酒を飲み、又酒を飲み、吉さんの歌唄い、今置かれた状況に負けるかと自分に激入れながら立ち向かう人生を送っております。
どなたかが言われてた、言葉に表現出来ない情愛を吉さんの歌から、声から感じ取っております。
これからも自分の小さな人生の足跡ではあれど、吉さんの歌のように残せる様な生き様を子供達、孫達に見せて余生を送りたいと考えております。
いつも御力をありがとうございます。

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曲名:酒よ…我が人生 歌手:吉幾三