両手りょうてには 小ちいさな愛あいと
こぼれない程ほどの 満みたされた気持きもち
くずれかけた 砂すなの家いえで
男おとこと女おんなが 暮くらしを始はじめた
幸福こうふくだよねと 笑えみを絶たやさず
懐なつかしい歌うたを 二人ふたりで口くちずさむ
ささやかな夢ゆめは あくまで遠とおく
傷きずつきあう日ひは あくまで近ちかく
淋さびしさ寄より添そい 温あたためあえば
人ひとと人ひととは ひとつと信しんじて
壊こわされる前まえに 二人ふたりで出発しゅっぱつて
昔むかしの友ともより 明日あすの二人ふたり
心こころを開ひらく 隙間すきまをもちたい
閉とざしたままで 時ときをおくるな
一人ひとりがいやで 肩かたよせた筈はず
子供こどものように はしゃいだ日々ひびもいい
風かぜにまかれる 人生じんせいがある
たくましさだけで 疲つかれるよりはいい
心こころはふたつ 身体からだもふたつ
ひとつになりたい 願ねがいは同おなじ
青あおい空そら見みて はぐれた雲くもの
行方ゆくえを追おえば 涙なみだも乾かわく
運命うんめいがあると 思おもえるならば
寒さむさをしのぐ 寝ねぐらはひとつ
君きみの身体からだは 心こころを癒いやし
僕ぼくの心こころは 君きみを突つきさす
くずれかけた 砂すなの家いえで
木この葉はのように 舞まうだけ舞まえばいい
朝陽あさひを見みたかい 嵐あらしの中なかにも
懐なつかしい歌うたが 聞きこえてくるだろう
両手ryouteにはniha 小chiiさなsana愛aiとto
こぼれないkoborenai程hodoのno 満miたされたtasareta気持kimoちchi
くずれかけたkuzurekaketa 砂sunaのno家ieでde
男otokoとto女onnaがga 暮kuraしをshiwo始hajiめたmeta
幸福koufukuだよねとdayoneto 笑eみをmiwo絶taやさずyasazu
懐natsuかしいkashii歌utaをwo 二人futariでde口kuchiずさむzusamu
ささやかなsasayakana夢yumeはha あくまでakumade遠tooくku
傷kizuつきあうtsukiau日hiはha あくまでakumade近chikaくku
淋sabiしさshisa寄yoりri添soいi 温atataめあえばmeaeba
人hitoとto人hitoとはtoha ひとつとhitotsuto信shinじてjite
壊kowaされるsareru前maeにni 二人futariでde出発syuppatsuてte
昔mukashiのno友tomoよりyori 明日asuのno二人futari
心kokoroをwo開hiraくku 隙間sukimaをもちたいwomochitai
閉toざしたままでzashitamamade 時tokiをおくるなwookuruna
一人hitoriがいやでgaiyade 肩kataよせたyoseta筈hazu
子供kodomoのようにnoyouni はしゃいだhasyaida日々hibiもいいmoii
風kazeにまかれるnimakareru 人生jinseiがあるgaaru
たくましさだけでtakumashisadakede 疲tsukaれるよりはいいreruyorihaii
心kokoroはふたつhafutatsu 身体karadaもふたつmofutatsu
ひとつになりたいhitotsuninaritai 願negaいはiha同onaじji
青aoいi空sora見miてte はぐれたhagureta雲kumoのno
行方yukueをwo追oえばeba 涙namidaもmo乾kawaくku
運命unmeiがあるとgaaruto 思omoえるならばerunaraba
寒samuさをしのぐsawoshinogu 寝neぐらはひとつgurahahitotsu
君kimiのno身体karadaはha 心kokoroをwo癒iyaしshi
僕bokuのno心kokoroはha 君kimiをwo突tsuきさすkisasu
くずれかけたkuzurekaketa 砂sunaのno家ieでde
木koのno葉haのようにnoyouni 舞maうだけudake舞maえばいいebaii
朝陽asahiをwo見miたかいtakai 嵐arashiのno中nakaにもnimo
懐natsuかしいkashii歌utaがga 聞kiこえてくるだろうkoetekurudarou