残された時間 歌詞 和田アキ子 ふりがな付

いつしか 空そらが
薄暗うすぐらくなって
ネオンと星ほしが点ともった
見慣みなれた街まちが
遠とおざかるようで
涙なみだが止とまらなくなる

思おもったより
短みじかかった
夕陽ゆうひまでの
道程みちのり

残のこされた時間じかんで
何なにができるだろう
夢ゆめは間まに合あうのか
眩まぶしい若わかさを
思おもい出だす
あの日ひの木漏こもれ日び
影かげになる
残のこされた時間じかんで
何なにができるだろう
今日きょうが終おわる前まえに…
最後さいごの願ねがいが
いくつもあるから
人ひとは 生いきたいと思おもう

未来みらいは 急きゅうに
現実げんじつになって
今いま来きた道みちを振ふり向むく
大事だいじなものを
忘わすれてたようで
誰だれかに話はなしたくなる

咲さいてた花はな
見過みすごして
今いまになって
気きづいた

ここから一人ひとりで
どこへ向むかえばいい?
愛あいに満みたされるのか?
出会であいと別わかれが
交まじわって
行いき着つく先さきは
同おなじ場所ばしょ
ここから一人ひとりで
どこへ向むかえばいい?
朝陽あさひ 昇のぼる前まえに…
願ねがいのすべてが
叶かなわぬからこそ
人ひとは 生いきたいと思おもう

残のこされた時間じかんで
何なにができるだろう
夢ゆめは また見みられるか?
心こころのかたちを
地図ちずにして
歩あるいてみよう
もう一度いちど…
残のこされた時間じかんで
何なにができるだろう
命いのち 尽つきる日ひまで…
この世よに生うまれた
その意味いみ知しりたい
道みちは まだ続つづいている