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「鉄道員」の歌詞 坂上二郎

2011/6/29 リリース
作詞
山上路夫
作曲
大川光久
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やまのふもとの ちいさなえき
つとはじめて 幾年いくとせたった
ローカルせんしか とおらない
もないような えきだけど
ここがわたしきてくところ

むかしはこのえきとお汽車きしゃは、みんな蒸気機関じょうききかんしゃだったものです。
汽車きしゃはいってくると、ホームはけむりのにおいでいっぱいに
なりました。しろ蒸気じょうき溜息ためいきのようにいてまる汽車きしゃ
そしてまた車輪しゃりんおとたかはし汽車きしゃとお山肌やまはだにこだま
する汽笛きてき。そんな蒸気機関じょうききかんしゃが、わたしはたまらなくきでした。
わたしんだ親父おやじ鉄道員てつどういんだったのです。
いわゆるカマきというやつです。親父おやじ弁当べんとうって、
わたしはいつもえきったものです。
「とうちゃーん」
親父おやじせたデコイチがかえってくるとさけんだものです。
おゝおお坊主ぼうずか」
汽車きしゃからおりて親父おやじは、かおもススでくろになり
石炭せきたんにおいをさせていました。
蒸気機関じょうききかんしゃをこよなくあいしてんでった親父おやじ
その蒸気機関じょうききかんしゃも、もうみんなえていってしまうのです。

はる野山のやまみどりにお
ふゆはきびしく 吹雪ふぶきにくれる
一日いちにち何度なんどとお汽車きしゃ
今日きょうまたむかえて おく
ここはわたしあいするところ

このえきてかれこれ二十にじゅうねん。ここもずいぶんかわりました。
えきもきれいになり、まちもにぎやかになりました。
シーズンになれば、都会とかいからわかひとおおぜいやって
ようにもなりました。
わたし息子むすこ田舎いなかきらって、いま東京とうきょうはたらいています。
正月しょうがつなどに、たまにかえってるとにくまれぐちをききます。
「とうさん、よくあきずにこんな田舎いなか駅員えきいんをやってるなアー」
馬鹿ばかいっちゃいけない、とうさんはな、この土地とち
鉄道てつどうあいしてはたらいているのだゾ」

わかときは、わたしもいつかは駅長えきちょうになるゆめっていました
がそれもとおゆめのようです。
でも、きな鉄道員てつどういんでこうして元気げんきくらせれば、
こんなしあわせなことはありません。

やまのふもとの ちいさなえき
今日きょう夕日ゆうひが きれいにめる
季節きせつはいつしか うつりゆき
わかさもえて ゆくけれど
ここではたらしあわせだった

汽車きしゃってゆくひと りてゆくひと。いろんな人生じんせいが、
今日きょうわたしまえとおりすぎてゆきます。
明日あしたもまた、ちいさなこのやまえきに、あかるい朝日あさひ
のぼるでしょう。