暖簾のれんくぐれば 振ふりむきざまに
すねた振ふりする あいつがよぎる
行末すえは女房にょうぼうと 決きめていた
男おとこごころを 置おき去ざりに
なんで散ちらした あゝ・・・命花いのちばな
どこか空似そらにの 女おんなが唄うたう
あいつ十八番おはこの 倖しあわせ演歌えんか
おんな心ごころの 裏うらおもて
読よめず終じまいの このバカを
酒さけよ泣なかすな あゝ・・・くやみ酒ざけ
せめて一輪いちりん 手向たむけの酒さけに
添そえてせつない 侘わび助椿すけつばき
あいつ居いた春はる 居いない冬ふゆ
心こころキリキリ 風酒場かぜさかば
酒さけだ!酒さけだよ! あゝ・・・男哭酒おなきざけ
暖簾norenくぐればkugureba 振fuりむきざまにrimukizamani
すねたsuneta振fuりするrisuru あいつがよぎるaitsugayogiru
行末sueはha女房nyoubouとto 決kiめていたmeteita
男otokoごころをgokorowo 置oきki去zaりにrini
なんでnande散chiらしたrashita あaゝ・・・命花inochibana
どこかdokoka空似soraniのno 女onnaがga唄utaうu
あいつaitsu十八番ohakoのno 倖shiawaせse演歌enka
おんなonna心gokoroのno 裏uraおもてomote
読yoめずmezu終jimaいのino このkonoバカbakaをwo
酒sakeよyo泣naかすなkasuna あaゝ・・・くやみkuyami酒zake
せめてsemete一輪ichirin 手向tamuけのkeno酒sakeにni
添soえてせつないetesetsunai 侘waびbi助椿suketsubaki
あいつaitsu居iたta春haru 居iないnai冬fuyu
心kokoroキリキリkirikiri 風酒場kazesakaba
酒sakeだda!酒sakeだよdayo! あaゝ・・・男哭酒onakizake