未完成の世界 歌詞 城南海 ふりがな付

ずっと離はなれずにいられる気きがしてた
涙なみだの河かわを二人ふたりで泳およいでた

心こころと心こころ繋つないで 暑あつい夏なつも白しろい冬ふゆの日ひにも
いつの日ひも側そばで笑わらって 優やさしく強つよくいられるように
私わたしの手てを握にぎってくれた その温ぬくもりが蘇よみがえる

たくさんの想おもいで季節きせつを染そめて
瞳ひとみの奥おくを見みて過すごしたけど
手てを伸のばすほど君きみを傷きずつけた
見みえるのは 未完成みかんせいの世界せかい

きっと新あたらしい何なにかがあるはずと
いつもと同おなじ絵えの具ぐを重かさねてた

運命うんめいなんて言葉ことばを 確たしかめることは誰だれにもできないけど
二人ふたりが進すすんでいく道みちの その途中とちゅうで見みつかるもの
それが愛あいと信しんじていた 君きみとの季節きせつが過すぎてゆく

どうして人ひとは失うしなったときに
一番いちばん温あたたかい場所ばしょを知しるのだろう
引ひき返かえすことはもうできないから
進すすむのは 未完成みかんせいの世界せかい

ありがとうと何度なんども呟つぶやいて
遠とおざかる背中せなかを見みつめていた
心こころに描えがいた想おもいの果はてに
見みえるのは 未完成みかんせいの世界せかい