その花はなは
食たべられぬ果実かじつを隠かくすかのように
細長ほそながく逆剥さかむける
棘いばらを辺あたり延はわせた
加速続かそくつづける枠組わくぐみされた都市としで
自みずからに酔よいしれる鎧よろいなど要いるのか
解とき放はなて
眠ねむりに就ついたすべての勇者ゆうしゃよ
地ちを這はい
掻かき崩くずした
あなたに報むくいを
あたたかな光ひかり遮さえぎる棘いばらを落おとして
裸はだかで摘つみ採とられる
その美うつくしさを
吠ほえ立たてて抗あらがえど道みちは狭せばむ一方いっぽうで
張はり上あげた声こえすらも恥はじて遠とおくかき消きえる
過すぎ去さっていく群集ぐんしゅうの傍かたわらで
立たち止どまり俯うつむいて足下あしもとを眺ながめた
解とき放はなて
雲くもに隠かくれるすべての雄姿ゆうしよ
地ちを這はい
停とどまるより
新あらたな記憶きおくを
誰たが為ために花はなは芽生めばえて
舞まい散ちるものかを
素足すあしで踏ふみ捕とらえる
その逞たくましさを
加速かそくは止やまぬ
貴方あなたの意いに背そむいて
自みずからに酔よいしれる時間じかんなどあるのか
解とき放はなて
眠ねむりに就ついたすべての勇者ゆうしゃよ
地ちを這はい
掻かき崩くずした
あなたに報むくいを
あたたかな
陽ひの射さす丘おかを
穏おだやかな夜よるを
裸はだかで摘つみ採とられる
その美うつくしさで
そのsono花hanaはha
食taべられぬberarenu果実kajitsuをwo隠kakuすかのようにsukanoyouni
細長hosonagaくku逆剥sakamuけるkeru
棘ibaraをwo辺ataりri延haわせたwaseta
加速続kasokutsuduけるkeru枠組wakuguみされたmisareta都市toshiでde
自mizukaらにrani酔yoいしれるishireru鎧yoroiなどnado要iるのかrunoka
解toきki放hanaてte
眠nemuりにrini就tsuいたすべてのitasubeteno勇者yuusyaよyo
地chiをwo這haいi
掻kaきki崩kuzuしたshita
あなたにanatani報mukuいをiwo
あたたかなatatakana光hikaりri遮saegiるru棘ibaraをwo落oとしてtoshite
裸hadakaでde摘tsuみmi採toられるrareru
そのsono美utsukuしさをshisawo
吠hoえe立taててtete抗aragaえどedo道michiはha狭sebaむmu一方ippouでde
張haりri上aげたgeta声koeすらもsuramo恥haじてjite遠tooくかきkukaki消kiえるeru
過suぎgi去saっていくtteiku群集gunsyuuのno傍katawaらでrade
立taちchi止doまりmari俯utsumuいてite足下ashimotoをwo眺nagaめたmeta
解toきki放hanaてte
雲kumoにni隠kakuれるすべてのrerusubeteno雄姿yuushiよyo
地chiをwo這haいi
停todoまるよりmaruyori
新araたなtana記憶kiokuをwo
誰taがga為tameにni花hanaはha芽生mebaえてete
舞maいi散chiるものかをrumonokawo
素足suashiでde踏fuみmi捕toraえるeru
そのsono逞takumaしさをshisawo
加速kasokuはha止yaまぬmanu
貴方anataのno意iにni背somuいてite
自mizukaらにrani酔yoいしれるishireru時間jikanなどあるのかnadoarunoka
解toきki放hanaてte
眠nemuりにrini就tsuいたすべてのitasubeteno勇者yuusyaよyo
地chiをwo這haいi
掻kaきki崩kuzuしたshita
あなたにanatani報mukuいをiwo
あたたかなatatakana
陽hiのno射saすsu丘okaをwo
穏odaやかなyakana夜yoruをwo
裸hadakaでde摘tsuみmi採toられるrareru
そのsono美utsukuしさでshisade