飼かい慣ならされてしまった道徳どうとくがモノに蔓延はびこる
パラサイトみたいに深ふかく深ふかく 根付ねつき蜜みつを吸すい巣食すくう
僕ぼくは存在そんざいしないような存在そんざいにはなれなくて
又また目隠めかくしで車くるまのボンネットに縛しばりつけられて走はしる
揚あげ足あし鳥とりが肩かたに止とまって 僕ぼくの目め突つき始はじめ
それはそれは美味おいしいそうに転ころがして食たべる
パロディ 芸術げいじゅつは何時なんじの日ひにも報むくわれない
僕ぼくの陣地じんちにはピアノ線せん 入はいると首くびが飛とびますよ パロディ
四角しかくい箱はこの中なかで愛嬌あいきょう振ふりまく少女しょうじょが
僕ぼくの片目かためには泣なき叫さけんでいるようにしか見みえない
しゃがれた声こえしかない
でも不ふ幸福こうふくを歌うたうには事足ことたりている 足たりない物ものはもうないのさ
鼻はなの効きく小犬こいぬが嗅かぎ回まわり 僕ぼくの耳みみに近付ちかづき
それはそれは楽たのしそうにチョキチョキ引ひき千切ちぎる
パロディ 芸術げいじゅつは探偵たんていが調しらべ上あげ
折角せっかく引ひいた他人たにんとの境界きょうかい点てんも線せんも蹴散けちらしてしまった パロディ
首くびの取とれた胡桃割くるみわり人形にんぎょうが踊おどり狂くるう
同おなじ所ところを何度なんども何度なんども還かえってくる
どこにも飛とび出だせない恐怖きょうふは“明日あしたを放棄ほうきする”に足たりる
パロディスト 人ひとの言葉ことばを借かりて前まえ倣ならえ
前まえに続つづけ続つづけパロディ 前まえに進すすめないんだろう
君きみの存在そんざいもパロディ 人生じんせいそのものがパロディ
芸術げいじゅつは何時なんじの日ひにも報むくわれない
僕ぼくの陣地じんちにはピアノ線せん
だから豚ぶたさんこちら手ての鳴なるほうへ パロディ
飼kaいi慣naらされてしまったrasareteshimatta道徳doutokuがgaモノmonoにni蔓延habikoるru
パラサイトparasaitoみたいにmitaini深fukaくku深fukaくku 根付netsuきki蜜mitsuをwo吸suいi巣食sukuうu
僕bokuはha存在sonzaiしないようなshinaiyouna存在sonzaiにはなれなくてnihanarenakute
又mata目隠mekakuしでshide車kurumaのnoボンネットbonnettoにni縛shibaりつけられてritsukerarete走hashiるru
揚aげge足ashi鳥toriがga肩kataにni止toまってmatte 僕bokuのno目me突tsuきki始hajiめme
それはそれはsorehasoreha美味oiしいそうにshiisouni転koroがしてgashite食taべるberu
パロディparodi 芸術geijutsuはha何時nanjiのno日hiにもnimo報mukuわれないwarenai
僕bokuのno陣地jinchiにはnihaピアノpiano線sen 入haiるとruto首kubiがga飛toびますよbimasuyo パロディparodi
四角shikakuいi箱hakoのno中nakaでde愛嬌aikyou振fuりまくrimaku少女syoujoがga
僕bokuのno片目katameにはniha泣naきki叫sakeんでいるようにしかndeiruyounishika見miえないenai
しゃがれたsyagareta声koeしかないshikanai
でもdemo不fu幸福koufukuをwo歌utaうにはuniha事足kototaりているriteiru 足taりないrinai物monoはもうないのさhamounainosa
鼻hanaのno効kiくku小犬koinuがga嗅kaぎgi回mawaりri 僕bokuのno耳mimiにni近付chikaduきki
それはそれはsorehasoreha楽tanoしそうにshisouniチョキチョキchokichoki引hiきki千切chigiるru
パロディparodi 芸術geijutsuはha探偵tanteiがga調shiraべbe上aげge
折角sekkaku引hiいたita他人taninとのtono境界kyoukai点tenもmo線senもmo蹴散kechiらしてしまったrashiteshimatta パロディparodi
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僕bokuのno陣地jinchiにはnihaピアノpiano線sen
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