桜前線 歌詞 小柳ルミ子 ふりがな付

雪ゆきどけ水みずの せせらぐ音おとに
失なくしたものを 想おもい出だします
ローカル線せんで 見知みしらぬひとと
膝ひざつきあわす 恥はずかしさ
曲まがりくねった 心こころの旅路たびじに
ちいさな陽ひだまりが 嬉うれしいこの頃ごろ
ここは 信州しんしゅう もうじき春はるです

温室おんしつイチゴを 口くちにふくめば
ひと足あし早はやいい 季節きせつがひろがる
急きゅうにあんたが なつかしいのは
酸すっぱいイチゴの せいじゃない
ひとりになりたくて 北きたから南みなみへ
手紙てがみは書かけません 今いまはまだ
ここは 瀬戸内せとうち しずかな春はるです

心細こころぼそげな 私わたしをみつけ
お茶ちゃでもどうぞと 誘さそってくれた
高校こうこう野球やきゅうに 語かたらうひとたちに
度たびの疲つかれも なごみます
さすらうつもりが 想おもいはいつか
帰かえる身仕度みじたく はじめています
ここは 鹿児島かごしま こころの春はるです