べらんめえ 歌詞 島津悦子 ふりがな付

ちょいとおきゃんで 器量きりょうよし
口くちの悪わるさが 玉たまに傷きず
惚ほれて焦こがれた 人ひとなのに
好すきと言いえずに 意地いじを張はる
さぁさぁ さぁさぁ 野暮やぼはおよしよ べらんめえ
切きった啖呵たんかに エェ…花はなが散ちる

どこで借かりたか この蛇じゃの目め
傘かさの出でどころ 気きがもめる
噂うわさ聞きいては またほろり
逢あえぬ今宵こよいの おぼろ月づき
さぁさぁ さぁさぁ 野暮やぼはおよしよ べらんめえ
恋こいは女おんなの エェ…泣なきどころ

いやなお方かたの 口説くどきより
惚ほれたあんたの 無理むりが好すき
たとえ添そえない 運命さだめでも
逢あえる明日あしたが あればいい
さぁさぁ さぁさぁ 野暮やぼはおよしよ べらんめえ
浮世うきよ夜風よかぜに エェ…切きる啖呵たんか