かなり前まえの 自分じぶんの中なかを透すかして見みた
新あたらしい空気くうきを 吸すった僕ぼくだ
夢ゆめの中なかで 牙きばを剥むいたあの人ひとの顔かお まだ覚おぼえてる
そうだ 思おもい出だした
あの夏なつに 取とり残のこされて 何年なんねんたったか
虫むしのように強つよく 果物くだもののように美うつくしい
君きみがいた 100年前ねんまえだ
悲かなしみを含ふくんだ 夏なつの光ひかり
束たばねてみたら 光ひかりは消きえた
今日きょうの空そらは 鰐わにの背中せなかみたいだな
やけにさびしい 目めの前まえに1人ひとり
灰色はいいろのシャツを着きて 歩あるいている カラスが鳴なく
そうだ思おもい出だした あの夏なつに
取とり残のこされて 何年なんねんたったか
獣けもののように繊細せんさいで 刃物はもののように綺麗きれいな
あの人ひとがいた 過去かこの世界せかいだ 過去かこの世界せかいだ
あぁ また ここで気きづいた
あぁ もう 手遅ておくれだった
やさしすぎる記憶きおくが
こびりついて 離はなれない 不意ふいに
強つよくなる風かぜに 苛立いらだちを感かんじ
とける壁かべに 体からだをあずけ ちへどを吐はく
かなりkanari前maeのno 自分jibunのno中nakaをwo透suかしてkashite見miたta
新ataraしいshii空気kuukiをwo 吸suったtta僕bokuだda
夢yumeのno中nakaでde 牙kibaをwo剥muいたあのitaano人hitoのno顔kao まだmada覚oboえてるeteru
そうだsouda 思omoいi出daしたshita
あのano夏natsuにni 取toりri残nokoされてsarete 何年nannenたったかtattaka
虫mushiのようにnoyouni強tsuyoくku 果物kudamonoのようにnoyouni美utsukuしいshii
君kimiがいたgaita 100年前nenmaeだda
悲kanaしみをshimiwo含fukuんだnda 夏natsuのno光hikari
束tabaねてみたらnetemitara 光hikariはha消kiえたeta
今日kyouのno空soraはha 鰐waniのno背中senakaみたいだなmitaidana
やけにさびしいyakenisabishii 目meのno前maeにni1人hitori
灰色haiiroのnoシャツsyatsuをwo着kiてte 歩aruいているiteiru カラスkarasuがga鳴naくku
そうだsouda思omoいi出daしたshita あのano夏natsuにni
取toりri残nokoされてsarete 何年nannenたったかtattaka
獣kemonoのようにnoyouni繊細sensaiでde 刃物hamonoのようにnoyouni綺麗kireiなna
あのano人hitoがいたgaita 過去kakoのno世界sekaiだda 過去kakoのno世界sekaiだda
あぁaa またmata ここでkokode気kiづいたduita
あぁaa もうmou 手遅teokuれだったredatta
やさしすぎるyasashisugiru記憶kiokuがga
こびりついてkobiritsuite 離hanaれないrenai 不意fuiにni
強tsuyoくなるkunaru風kazeにni 苛立iradaちをchiwo感kanじji
とけるtokeru壁kabeにni 体karadaをあずけwoazuke ちへどをchihedowo吐haくku