一番好いちばんすきだとみんなに言いっていた
小説しょうせつのタイトルを
全然ぜんぜん 思おもい出だせないのは
ホントはそんな好すきじゃないんだ
好すきじゃないんだ
僕ぼくがなりたい僕ぼくを 追おいかけても
腕うでをするりとすり抜ぬけて
どこか知しらない場所ばしょへ消きえてく
理想りそうなんて
非現実的ひげんじつてきな
夢物語ゆめものがたりじゃないか
ただの口当くちあたりのいい
諦あきらめさせないための人参にんじんだろ?
遺伝子組いでんしくみ換かえされた
そんな欲望よくぼうの出口でぐち
忘却ぼうきゃくしかないんだ
知しらぬ間あいだに
あきらめることだけが
上手じょうずになって来きた気きがする
大人おとなになるっていうのは
そういうことだってわかった
覚おぼえなくていいことばかり
頭あたまに満まんタンなんだ
一番好いちばんすきだと自分じぶんで思おもってた
小説しょうせつのタイトルが
なかなか 出でて来こなかったのは
たぶん そんな好すきじゃないだけ
人間ひとはなりたい自分じぶんになれないから
思おもい悩なやんで苛立いらだって
妥協だきょうしながら見栄みえを張はるんだ
“本当ほんとう”なんて
自己申告じこしんこくには
説得力せっとくりょくがないね
他人たにんから見みえる僕ぼくが
どう思おもわれたいかの口実こうじつさ
印象操作いんしょうそうさするように
知的ちてきでスタイリッシュな
イメージが欲ほしいんだ
そんな軽薄けいはくな
本音ほんねを軽蔑けいべつしてる
自分じぶんに気きづかないふりして
相変あいかわらず僕ぼくは ずっと
昔むかしからの嘘うそを通とおしてる
もう辻褄つじつま 合あわなくなって
なんだか逃にげ出だしたい
一番好いちばんすきだとみんなに言いっていた
小説しょうせつのストーリーに
自信じしんがなくなって来きたのは
最後さいごまでは読よんでないのかな
「表紙ひょうしのデザインもそこに書かいてある字体じたいも覚おぼえているのに、
小説しょうせつのタイトルが思おもい出だせない。
どうしても気持きもち悪わるくて
実家じっかの僕ぼくの部屋へやの本棚ほんだなも机つくえの上うえも押入おしいれも探さがしたのに、
そんな小説しょうせつはどこにもなかった」
それは初はじめから
あったのかな
想像そうぞうの中なかの
記憶きおくじゃないか
どこかで勝手かってに
作つくり上あげて
大事だいじにして来きた
理想りそうの僕ぼくだ
一番好いちばんすきだと自分じぶんで思おもってた
小説しょうせつのタイトルが
なかなか 出でて来こなかったのは
たぶん そんな好すきじゃないだけ
一番好いちばんすきだと言いってた小説しょうせつを
忘わすれるわけがないだろう
元々もともと 存在そんざいしなかった
誰だれも知しらない何なにか欲ほしくて 僕ぼくは…
好すきじゃないのか
好すきじゃないのか
好すきじゃないのか
好すきじゃないんだ
歌唱メンバー:上村ひなの
一番好ichibansuきだとみんなにkidatominnani言iっていたtteita
小説syousetsuのnoタイトルtaitoruをwo
全然zenzen 思omoいi出daせないのはsenainoha
ホントhontoはそんなhasonna好suきじゃないんだkijanainda
好suきじゃないんだkijanainda
僕bokuがなりたいganaritai僕bokuをwo 追oいかけてもikaketemo
腕udeをするりとすりwosururitosuri抜nuけてkete
どこかdokoka知shiらないranai場所basyoへhe消kiえてくeteku
理想risouなんてnante
非現実的higenjitsutekiなna
夢物語yumemonogatariじゃないかjanaika
ただのtadano口当kuchiaたりのいいtarinoii
諦akiraめさせないためのmesasenaitameno人参ninjinだろdaro?
遺伝子組idenshikuみmi換kaえされたesareta
そんなsonna欲望yokubouのno出口deguchi
忘却boukyakuしかないんだshikanainda
知shiらぬranu間aidaにni
あきらめることだけがakiramerukotodakega
上手jouzuになってninatte来kiたta気kiがするgasuru
大人otonaになるっていうのはninarutteiunoha
そういうことだってわかったsouiukotodattewakatta
覚oboえなくていいことばかりenakuteiikotobakari
頭atamaにni満manタンtanなんだnanda
一番好ichibansuきだとkidato自分jibunでde思omoってたtteta
小説syousetsuのnoタイトルtaitoruがga
なかなかnakanaka 出deてte来koなかったのはnakattanoha
たぶんtabun そんなsonna好suきじゃないだけkijanaidake
人間hitoはなりたいhanaritai自分jibunになれないからninarenaikara
思omoいi悩nayaんでnde苛立iradaってtte
妥協dakyouしながらshinagara見栄mieをwo張haるんだrunda
“本当hontou”なんてnante
自己申告jikoshinkokuにはniha
説得力settokuryokuがないねganaine
他人taninからkara見miえるeru僕bokuがga
どうdou思omoわれたいかのwaretaikano口実koujitsuさsa
印象操作insyousousaするようにsuruyouni
知的chitekiでdeスタイリッシュsutairissyuなna
イメimeージjiがga欲hoしいんだshiinda
そんなsonna軽薄keihakuなna
本音honneをwo軽蔑keibetsuしてるshiteru
自分jibunにni気kiづかないふりしてdukanaifurishite
相変aikaわらずwarazu僕bokuはha ずっとzutto
昔mukashiからのkarano嘘usoをwo通tooしてるshiteru
もうmou辻褄tsujitsuma 合aわなくなってwanakunatte
なんだかnandaka逃niげge出daしたいshitai
一番好ichibansuきだとみんなにkidatominnani言iっていたtteita
小説syousetsuのnoストsutoーリriーにni
自信jishinがなくなってganakunatte来kiたのはtanoha
最後saigoまではmadeha読yoんでないのかなndenainokana
「表紙hyoushiのnoデザインdezainもそこにmosokoni書kaいてあるitearu字体jitaiもmo覚oboえているのにeteirunoni、
小説syousetsuのnoタイトルtaitoruがga思omoいi出daせないsenai。
どうしてもdoushitemo気持kimoちchi悪waruくてkute
実家jikkaのno僕bokuのno部屋heyaのno本棚hondanaもmo机tsukueのno上ueもmo押入oshiiれもremo探sagaしたのにshitanoni、
そんなsonna小説syousetsuはどこにもなかったhadokonimonakatta」
それはsoreha初hajiめからmekara
あったのかなattanokana
想像souzouのno中nakaのno
記憶kiokuじゃないかjanaika
どこかでdokokade勝手katteにni
作tsukuりri上aげてgete
大事daijiにしてnishite来kiたta
理想risouのno僕bokuだda
一番好ichibansuきだとkidato自分jibunでde思omoってたtteta
小説syousetsuのnoタイトルtaitoruがga
なかなかnakanaka 出deてte来koなかったのはnakattanoha
たぶんtabun そんなsonna好suきじゃないだけkijanaidake
一番好ichibansuきだとkidato言iってたtteta小説syousetsuをwo
忘wasuれるわけがないだろうreruwakeganaidarou
元々motomoto 存在sonzaiしなかったshinakatta
誰dareもmo知shiらないranai何naniかka欲hoしくてshikute 僕bokuはha…
好suきじゃないのかkijanainoka
好suきじゃないのかkijanainoka
好suきじゃないのかkijanainoka
好suきじゃないんだkijanainda
歌唱メンバー:上村ひなの