♪とある国くにのとある街まち。蒸気じょうきによって人々ひとびとの生活せいかつが支ささえられている時代じだい。
錬金術師れんきんじゅつしルークは
「法ほうで禁止きんしされているはずのホムンクルス=人造人間じんぞうにんげんを作つくり出だす」
♪さあ完成かんせいだ。君きみの名前なまえは、S!
「マスターおはようございます。ご命令めいれいをお聞きかせください」
♪命令めいれいなんてしないさ。君きみは僕ぼくの友達ともだちだ
「困こまります。マスターの命令めいれいがなくては動うごけません」
「じゃあ命令めいれいしよう。僕ぼくの友達ともだちになってくれ」
「トモ、ダチ?」
「ああ」
「了解りょうかいしました」
「ドライだなあ。そうだ握手あくしゅをしよう。人間にんげんの挨拶あいさつだよ」
「Sは左利ひだりききなのかい?」
「あぁ説明せつめいが難むずかしいな」
「S、握手あくしゅは手てと手てを握にぎるんだよ」
「手てと手て。了解りょうかいしました」
♪違ちがう違ちがう。僕ぼくと君きみの手てを、繋つなぐんだ
「これが握手あくしゅだ」
「アクシュ」
「ああ、友達ともだちの印しるしさ」
「マスターと私わたし、友達ともだち。握手あくしゅ」
「やっぱりツヅルとの漫才まんざいは最高さいこうダヨ!」
「いや芝居しばいだわ。心こころの声こえまでツッコませるって…」
「もうええわ!」
「けど、ありがとうございます。今回こんかい、めちゃくちゃ助たすけてもらって」
「ワタシ何なにもしてないネ。ずっとツヅルとふざけてたいだけダヨ」
「こんにちは先生せんせい!あれ?新あたらしいお弟子でしさん?」
「やあコルト。彼かれはS、僕ぼくの友達ともだちなんだ」
♪僕ぼくは先生せんせいの弟子でしコルト!よろしくね、S!
♪マスターの友達ともだち、Sです。よろしくお願ねがいします
「痛いたたたた! 手てが砕くだける!!」
「握手あくしゅです」
「力ちからが強つよすぎるんだよ、S」
「先生せんせい、もしかしてSって」
「ああ。でも、僕ぼくの友達ともだちさ」
「はい、Sはマスターの友達ともだちです」
「うん、そっか。さすが先生せんせいだ!」
♪ルークはSに色々いろいろなことを教おしえ、
「Sはどんどんと吸収きゅうしゅうしていった」
♪ルークはとても楽たのしそうで、Sも…楽たのしかった、のかもしれない
「だがこのままでいいはずがないだろう、馬鹿ばか弟子でしめ」
「師匠ししょう」
「シショウ」
「S、僕ぼくの錬金術れんきんじゅつの先生せんせいで、ボイドさん」
「マスターの友達ともだち、Sです。よろしくお願ねがいします」
♪ホムンクルスは国法こくほうで禁止きんしされている。あの人形にんぎょうは今いますぐ廃棄はいきしろ
「Sは友達ともだちです。そんな言いい方かたはやめてください」
「こいつらには人間にんげんの感情かんじょうが理解りかいできない」
「できます!」
♪僕ぼくが教おしえます。僕ぼくがSに心こころを与あたえてみせます
「やれやれ。お前まえには錬金術れんきんじゅつより友達ともだちの作つくり方かたでも教おしえるべきだったな」
「語かたり部べと師匠ししょうの二役ふたやくとか鬼おにすぎ」
「至いたるさんじゃないとできない役やくなんで」
「綴つづるいつもそれ言いうよな」
「ゲームより面白おもしろくなってきました?演劇えんげき」
「さあね。でも、お前まえの本ほんは面白おもしろいよ」
「マスター、私わたしには"ココロ"がないのですか?」
「そんなことはないさ」
「でも、マスターの師匠ししょうはそう言いいました」
「君きみのマスターは僕ぼくだ」
「ココロ、とは何なんですか?」
「どうしてそんなに質問しつもんばかりするんだ」
「マスター、私わたしにココロを命令めいれいしてください」
「ココロは命令めいれいするものじゃない」
「ですがココロがなければ廃棄はいきされてしまう」
「そんなことはさせない! それよりS、しばらくは外そとに出でるのはよそう」
「それは命令めいれいですか?」
「命令めいれい? …ああ、そうだ、命令めいれいだ」
「了解りょうかいしました」
「ルークはSを人目ひとめから隠かくしたが、時ときは既すでに遅おそく、
国法こくほう警備隊けいびたい長ちょうアルフの耳みみにSの情報じょうほうが届とどいてしまった」
「わが国くにでは人工じんこう知能ちのうを備そなえたロボットは違法いほうだ」
「Sはロボットじゃない。れっきとした人間にんげんです」
♪機械きかいと人ひとを混同こんどうすれば必かならず禍わざわいを生うむ
「法ほうはそれを防ふせぐためにある」
♪ホムンクルスは見みつけ次第しだいただちに
「破壊はかいする」
「その扉とびらは何なんだ?」
「やめてください!」
「先生せんせい、逃にげますよ!」
「蒸気じょうきだけの爆弾ばくだんか。これだから錬金術師れんきんじゅつしは。追おえ! 必かならず見みつけ出だせ!」
「S、警備隊けいびたいが追おってくる。逃にげるぞ」
「逃にげる?法律ほうりつから逃にげてはマスターが罪人ざいにんになります」
「そうしなければお前まえが破壊はかいされてしまうんだ」
「私わたしにココロがないからですか?私わたしが人形にんぎょうだから」
「諦あきらめろ。機械人形きかいにんぎょうと人間にんげんを同列どうれつに扱あつかうのは人ひとの傲慢ごうまんだ」
「傲慢ごうまん?」
「それは違ちがいます! 先生せんせいの顔かおは明あかるくなりました。Sが友達ともだちだからです!」
「友達ともだちごっこだろう。紛まがい物ものの友情ゆうじょうはここで終おわりだ」
「マスター」
「S!」
「S、戦たたかえ。ここから逃にげるぞ」
「マスターに迷惑めいわくはかけられません」
「これは命令めいれいだ。君きみは僕ぼくの友達ともだちだ。
僕ぼくたちの友情ゆうじょうは紛まがい物ものなんかじゃない!」
「了解りょうかい、しました」
「S!」
「シトロンさん、こんなに…!」
「一緒いっしょに万里ばんりくんや左京さきょうさんに特訓とっくんしてもらったんです」
「前まえより少すこしはマシになった」
「友達ともだちに護身術ごしんじゅつ習ならってたから、それが役やくに立たったネー」
「綴つづるくんの本ほんに応こたえられるように、みんなで絶対ぜったい繋つなぎます!」
「本番中ほんばんちゅうに泣なかせに来くるなよ」
「泣なくな」
「分わかってるよ」
「追おえ!」
「だがSはこの戦たたかいで大おおきな損傷そんしょうを負おい、
胸むねの奥おくのぜんまい仕掛しかけがむき出だしになった」
「S、その怪我けが…!」
「問題もんだいありません。私わたしのここにはネジと歯車はぐるましかありませんから」
「すぐに研究室けんきゅうしつに戻もどろう。この怪我けがを治なおさなくては」
「でも研究室けんきゅうしつには警備隊けいびたいがきっと」
「また倒たおせばいい。このままではSが止とまってしまうんだ」
「先生せんせいの罪つみが重おもくなるだけです!」
「今いま機能きのうが停止ていししたら、起動きどうしてからの記憶きおくが消きえるんだよ!」
「マスター、私わたしのねじまきを外はずしてください」
「何なにを言いってるんだ。そんなことをしたら君きみは壊こわれてしまう」
「私わたしが動うごかなくなれば、マスターはもう追おわれません」
「駄目だめだ。僕ぼくと一緒いっしょに逃にげるんだ。これは命令めいれいだ」
「命令めいれいは聞きけません。私わたしはあなたを助たすけたいのです」
「どうしてマスターの命令めいれいが聞きけないんだ」
「私わたしはあなたの友達ともだちだから、ルーク。
ルークは私わたしに命いのちをくれました。
ルークは私わたしに友達ともだちをくれました。
ルークは私わたしに、心こころをくれました。
私わたしの心こころが言いっています。動うごけなくなっても、私わたしはずっとルークの友達ともだちです」
「そんな…君きみを壊こわすなんて、絶対ぜったいに嫌いやだ」
「ルークに、外はずして欲ほしいんです。他ほかの誰だれかじゃなくて」
「人間にんげんの勝手かってで生うみ出だされて、壊こわされるなんて、ひどすぎるじゃないか」
「いつかまた会あえます。私わたしも別わかれは悲かなしい。
でも、また会あえると思おもえば、平気へいきです」
「ルーク、痛いたいです。力ちからが強つよすぎます」
「僕ぼくと出会であってくれてありがとう、S」
「ありが……と…う…ル…ク」
「あの、見逃みのがしてもらえませんか? 先生せんせいは、その…!」
「国法こくほうの遵守じゅんしゅ、感謝かんしゃする。非礼ひれいを、済すまなかった」
「Sを連つれていかないんですか?」
「動うごかぬ発明品はつめいひんを持もち帰かえるほど暇ひまじゃないんだ。失礼しつれい」
「へえ。あの堅物かたぶつの警備けいび隊長たいちょうがねえ」
「はい、カッコよかったです」
「で、あいつのケガの具合ぐあいはどうだ?」
「もうすっかりいいみたいです。今朝けさも散歩さんぽにでかけました」
「あの引ひきこもりが散歩さんぽに? 何なにかの間違まちがいじゃないのか?」
「あれ以来いらい、先生せんせいは随分ずいぶん変かわられたんです。まさに青天せいてんの霹靂へきれきですよ!」
「こらコルト。大おおげさなことを言いうな」
「あ、先生せんせい」
「もうすっかりいいみたいだな」
「おかげさまで」
「ほうねじまきか。趣味しゅみの悪わるいネックレスしてるな馬鹿ばか弟子でし」
「これは大事だいじな鍵かぎなんでなくさないように。
大切たいせつな友達ともだちの心こころを、忘わすれないように」
♪心こころの中なかで生いき続つづける
大切たいせつなものは見みえなくていい
♪また会あえるように
♪忘わすれないように
♪刻きざんだ音おとがチクタク響ひびく
♪とあるtoaru国kuniのとあるnotoaru街machi。蒸気joukiによってniyotte人々hitobitoのno生活seikatsuがga支sasaえられているerareteiru時代jidai。
錬金術師renkinjutsushiルruークkuはha
「法houでde禁止kinshiされているはずのsareteiruhazunoホムンクルスhomunkurusu=人造人間jinzouningenをwo作tsukuりri出daすsu」
♪さあsaa完成kanseiだda。君kimiのno名前namaeはha、S!
「マスタmasutaーおはようございますohayougozaimasu。ごgo命令meireiをおwoo聞kiかせくださいkasekudasai」
♪命令meireiなんてしないさnanteshinaisa。君kimiはha僕bokuのno友達tomodachiだda
「困komaりますrimasu。マスタmasutaーのno命令meireiがなくてはganakuteha動ugoけませんkemasen」
「じゃあjaa命令meireiしようshiyou。僕bokuのno友達tomodachiになってくれninattekure」
「トモtomo、ダチdachi?」
「ああaa」
「了解ryoukaiしましたshimashita」
「ドライdoraiだなあdanaa。そうだsouda握手akusyuをしようwoshiyou。人間ningenのno挨拶aisatsuだよdayo」
「Sはha左利hidarikiきなのかいkinanokai?」
「あぁaa説明setsumeiがga難muzukaしいなshiina」
「S、握手akusyuはha手teとto手teをwo握nigiるんだよrundayo」
「手teとto手te。了解ryoukaiしましたshimashita」
♪違chigaうu違chigaうu。僕bokuとto君kimiのno手teをwo、繋tsunaぐんだgunda
「これがkorega握手akusyuだda」
「アクシュakusyu」
「ああaa、友達tomodachiのno印shirushiさsa」
「マスタmasutaーとto私watashi、友達tomodachi。握手akusyu」
「やっぱりyappariツヅルtsuduruとのtono漫才manzaiはha最高saikouダヨdayo!」
「いやiya芝居shibaiだわdawa。心kokoroのno声koeまでmadeツッコtsukkoませるってmaserutte…」
「もうええわmoueewa!」
「けどkedo、ありがとうございますarigatougozaimasu。今回konkai、めちゃくちゃmechakucha助tasuけてもらってketemoratte」
「ワタシwatashi何naniもしてないmoshitenaiネne。ずっとzuttoツヅルtsuduruとふざけてたいだけtofuzaketetaidakeダヨdayo」
「こんにちはkonnichiha先生sensei!あれare?新ataraしいおshiio弟子deshiさんsan?」
「やあyaaコルトkoruto。彼kareはhaS、僕bokuのno友達tomodachiなんだnanda」
♪僕bokuはha先生senseiのno弟子deshiコルトkoruto!よろしくねyoroshikune、S!
♪マスタmasutaーのno友達tomodachi、Sですdesu。よろしくおyoroshikuo願negaいしますishimasu
「痛itaたたたtatata! 手teがga砕kudaけるkeru!!」
「握手akusyuですdesu」
「力chikaraがga強tsuyoすぎるんだよsugirundayo、S」
「先生sensei、もしかしてmoshikashiteSってtte」
「ああaa。でもdemo、僕bokuのno友達tomodachiさsa」
「はいhai、Sはhaマスタmasutaーのno友達tomodachiですdesu」
「うんun、そっかsokka。さすがsasuga先生senseiだda!」
♪ルruークkuはhaSにni色々iroiroなことをnakotowo教oshiえe、
「Sはどんどんとhadondonto吸収kyuusyuuしていったshiteitta」
♪ルruークkuはとてもhatotemo楽tanoしそうでshisoude、Sもmo…楽tanoしかったshikatta、のかもしれないnokamoshirenai
「だがこのままでいいはずがないだろうdagakonomamadeiihazuganaidarou、馬鹿baka弟子deshiめme」
「師匠shisyou」
「シショウshisyou」
「S、僕bokuのno錬金術renkinjutsuのno先生senseiでde、ボイドboidoさんsan」
「マスタmasutaーのno友達tomodachi、Sですdesu。よろしくおyoroshikuo願negaいしますishimasu」
♪ホムンクルスhomunkurusuはha国法kokuhouでde禁止kinshiされているsareteiru。あのano人形ningyouはha今imaすぐsugu廃棄haikiしろshiro
「Sはha友達tomodachiですdesu。そんなsonna言iいi方kataはやめてくださいhayametekudasai」
「こいつらにはkoitsuraniha人間ningenのno感情kanjouがga理解rikaiできないdekinai」
「できますdekimasu!」
♪僕bokuがga教oshiえますemasu。僕bokuがgaSにni心kokoroをwo与ataえてみせますetemisemasu
「やれやれyareyare。おo前maeにはniha錬金術renkinjutsuよりyori友達tomodachiのno作tsukuりri方kataでもdemo教oshiえるべきだったなerubekidattana」
「語kataりri部beとto師匠shisyouのno二役futayakuとかtoka鬼oniすぎsugi」
「至itaruさんじゃないとできないsanjanaitodekinai役yakuなんでnande」
「綴tsuduruいつもそれitsumosore言iうよなuyona」
「ゲgeームmuよりyori面白omoshiroくなってきましたkunattekimashita?演劇engeki」
「さあねsaane。でもdemo、おo前maeのno本honはha面白omoshiroいよiyo」
「マスタmasutaー、私watashiにはniha"ココロkokoro"がないのですかganainodesuka?」
「そんなことはないさsonnakotohanaisa」
「でもdemo、マスタmasutaーのno師匠shisyouはそうhasou言iいましたimashita」
「君kimiのnoマスタmasutaーはha僕bokuだda」
「ココロkokoro、とはtoha何nanですかdesuka?」
「どうしてそんなにdoushitesonnani質問shitsumonばかりするんだbakarisurunda」
「マスタmasutaー、私watashiにniココロkokoroをwo命令meireiしてくださいshitekudasai」
「ココロkokoroはha命令meireiするものじゃないsurumonojanai」
「ですがdesugaココロkokoroがなければganakereba廃棄haikiされてしまうsareteshimau」
「そんなことはさせないsonnakotohasasenai! それよりsoreyoriS、しばらくはshibarakuha外sotoにni出deるのはよそうrunohayosou」
「それはsoreha命令meireiですかdesuka?」
「命令meirei? …ああaa、そうだsouda、命令meireiだda」
「了解ryoukaiしましたshimashita」
「ルruークkuはhaSをwo人目hitomeからkara隠kakuしたがshitaga、時tokiはha既sudeにni遅osoくku、
国法kokuhou警備隊keibitai長chouアルフarufuのno耳mimiにniSのno情報jouhouがga届todoいてしまったiteshimatta」
「わがwaga国kuniではdeha人工jinkou知能chinouをwo備sonaえたetaロボットrobottoはha違法ihouだda」
「Sはhaロボットrobottoじゃないjanai。れっきとしたrekkitoshita人間ningenですdesu」
♪機械kikaiとto人hitoをwo混同kondouすればsureba必kanaraずzu禍wazawaiをwo生uむmu
「法houはそれをhasorewo防fuseぐためにあるgutameniaru」
♪ホムンクルスhomunkurusuはha見miつけtsuke次第shidaiただちにtadachini
「破壊hakaiするsuru」
「そのsono扉tobiraはha何nanだda?」
「やめてくださいyametekudasai!」
「先生sensei、逃niげますよgemasuyo!」
「蒸気joukiだけのdakeno爆弾bakudanかka。これだからkoredakara錬金術師renkinjutsushiはha。追oえe! 必kanaraずzu見miつけtsuke出daせse!」
「S、警備隊keibitaiがga追oってくるttekuru。逃niげるぞgeruzo」
「逃niげるgeru?法律houritsuからkara逃niげてはgetehaマスタmasutaーがga罪人zaininになりますninarimasu」
「そうしなければおsoushinakerebao前maeがga破壊hakaiされてしまうんだsareteshimaunda」
「私watashiにniココロkokoroがないからですかganaikaradesuka?私watashiがga人形ningyouだからdakara」
「諦akiraめろmero。機械人形kikainingyouとto人間ningenをwo同列douretsuにni扱atsukaうのはunoha人hitoのno傲慢goumanだda」
「傲慢gouman?」
「それはsoreha違chigaいますimasu! 先生senseiのno顔kaoはha明akaるくなりましたrukunarimashita。Sがga友達tomodachiだからですdakaradesu!」
「友達tomodachiごっこだろうgokkodarou。紛magaいi物monoのno友情yuujouはここでhakokode終oわりだwarida」
「マスタmasutaー」
「S!」
「S、戦tatakaえe。ここからkokokara逃niげるぞgeruzo」
「マスタmasutaーにni迷惑meiwakuはかけられませんhakakeraremasen」
「これはkoreha命令meireiだda。君kimiはha僕bokuのno友達tomodachiだda。
僕bokuたちのtachino友情yuujouはha紛magaいi物monoなんかじゃないnankajanai!」
「了解ryoukai、しましたshimashita」
「S!」
「シトロンshitoronさんsan、こんなにkonnani…!」
「一緒issyoにni万里banriくんやkunya左京sakyouさんにsanni特訓tokkunしてもらったんですshitemorattandesu」
「前maeよりyori少sukoしはshihaマシmashiになったninatta」
「友達tomodachiにni護身術goshinjutsu習naraってたからttetakara、それがsorega役yakuにni立taったttaネneー」
「綴tsuduruくんのkunno本honにni応kotaえられるようにerareruyouni、みんなでminnade絶対zettai繋tsunaぎますgimasu!」
「本番中honbanchuuにni泣naかせにkaseni来kuるなよrunayo」
「泣naくなkuna」
「分waかってるよkatteruyo」
「追oえe!」
「だがdagaSはこのhakono戦tatakaいでide大ooきなkina損傷sonsyouをwo負oいi、
胸muneのno奥okuのぜんまいnozenmai仕掛shikaけがむきkegamuki出daしになったshininatta」
「S、そのsono怪我kega…!」
「問題mondaiありませんarimasen。私watashiのここにはnokokonihaネジnejiとto歯車hagurumaしかありませんからshikaarimasenkara」
「すぐにsuguni研究室kenkyuushitsuにni戻modoろうrou。このkono怪我kegaをwo治naoさなくてはsanakuteha」
「でもdemo研究室kenkyuushitsuにはniha警備隊keibitaiがきっとgakitto」
「またmata倒taoせばいいsebaii。このままではkonomamadehaSがga止toまってしまうんだmatteshimaunda」
「先生senseiのno罪tsumiがga重omoくなるだけですkunarudakedesu!」
「今ima機能kinouがga停止teishiしたらshitara、起動kidouしてからのshitekarano記憶kiokuがga消kiえるんだよerundayo!」
「マスタmasutaー、私watashiのねじまきをnonejimakiwo外hazuしてくださいshitekudasai」
「何naniをwo言iってるんだtterunda。そんなことをしたらsonnakotowoshitara君kimiはha壊kowaれてしまうreteshimau」
「私watashiがga動ugoかなくなればkanakunareba、マスタmasutaーはもうhamou追oわれませんwaremasen」
「駄目dameだda。僕bokuとto一緒issyoにni逃niげるんだgerunda。これはkoreha命令meireiだda」
「命令meireiはha聞kiけませんkemasen。私watashiはあなたをhaanatawo助tasuけたいのですketainodesu」
「どうしてdoushiteマスタmasutaーのno命令meireiがga聞kiけないんだkenainda」
「私watashiはあなたのhaanatano友達tomodachiだからdakara、ルruークku。
ルruークkuはha私watashiにni命inochiをくれましたwokuremashita。
ルruークkuはha私watashiにni友達tomodachiをくれましたwokuremashita。
ルruークkuはha私watashiにni、心kokoroをくれましたwokuremashita。
私watashiのno心kokoroがga言iっていますtteimasu。動ugoけなくなってもkenakunattemo、私watashiはずっとhazuttoルruークkuのno友達tomodachiですdesu」
「そんなsonna…君kimiをwo壊kowaすなんてsunante、絶対zettaiにni嫌iyaだda」
「ルruークkuにni、外hazuしてshite欲hoしいんですshiindesu。他hokaのno誰dareかじゃなくてkajanakute」
「人間ningenのno勝手katteでde生uみmi出daされてsarete、壊kowaされるなんてsarerunante、ひどすぎるじゃないかhidosugirujanaika」
「いつかまたitsukamata会aえますemasu。私watashiもmo別wakaれはreha悲kanaしいshii。
でもdemo、またmata会aえるとeruto思omoえばeba、平気heikiですdesu」
「ルruークku、痛itaいですidesu。力chikaraがga強tsuyoすぎますsugimasu」
「僕bokuとto出会deaってくれてありがとうttekuretearigatou、S」
「ありがariga……とto…うu…ルru…クku」
「あのano、見逃minogaしてもらえませんかshitemoraemasenka? 先生senseiはha、そのsono…!」
「国法kokuhouのno遵守junsyu、感謝kansyaするsuru。非礼hireiをwo、済suまなかったmanakatta」
「Sをwo連tsuれていかないんですかreteikanaindesuka?」
「動ugoかぬkanu発明品hatsumeihinをwo持moちchi帰kaeるほどruhodo暇himaじゃないんだjanainda。失礼shitsurei」
「へえhee。あのano堅物katabutsuのno警備keibi隊長taichouがねえganee」
「はいhai、カッコkakkoよかったですyokattadesu」
「でde、あいつのaitsunoケガkegaのno具合guaiはどうだhadouda?」
「もうすっかりいいみたいですmousukkariiimitaidesu。今朝kesaもmo散歩sanpoにでかけましたnidekakemashita」
「あのano引hiきこもりがkikomoriga散歩sanpoにni? 何naniかのkano間違machigaいじゃないのかijanainoka?」
「あれare以来irai、先生senseiはha随分zuibun変kaわられたんですwararetandesu。まさにmasani青天seitenのno霹靂hekirekiですよdesuyo!」
「こらkoraコルトkoruto。大ooげさなことをgesanakotowo言iうなuna」
「あa、先生sensei」
「もうすっかりいいみたいだなmousukkariiimitaidana」
「おかげさまでokagesamade」
「ほうねじまきかhounejimakika。趣味syumiのno悪waruいiネックレスnekkuresuしてるなshiteruna馬鹿baka弟子deshi」
「これはkoreha大事daijiなna鍵kagiなんでなくさないようにnandenakusanaiyouni。
大切taisetsuなna友達tomodachiのno心kokoroをwo、忘wasuれないようにrenaiyouni」
♪心kokoroのno中nakaでde生iきki続tsuduけるkeru
大切taisetsuなものはnamonoha見miえなくていいenakuteii
♪またmata会aえるようにeruyouni
♪忘wasuれないようにrenaiyouni
♪刻kizaんだnda音otoがgaチクタクchikutaku響hibiくku