ぼけたらあかん長生きしなはれ 歌詞 杉良太郎 ふりがな付

年としをとったら出でしゃばらず
憎にくまれ口ぐちに泣なきごとに
人ひとのかげぐち愚痴ぐちいわず
他人たにんのことは誉ほめなはれ
知しってることでも 知しらんふり
いつでもアホでいるこっちゃ
ぼけたらあかん ぼけたらあかん
長生ながいきしなはれや

勝かったらあかん負まけなはれ
いづれお世話せわになる身みなら
若わかいもんには花はなもたせ
一歩いっぽさがってゆずりなさい
いつも感謝かんしゃを忘わすれずに
どんな時ときでもおおきにと
ぼけたらあかん ぼけたらあかん
長生ながいきしなはれや

なんぼゼニカネあってでも
死しんだら持もって行いけまへん
あの人ひとほんまにええ人ひとや
そないに人ひとから言いわれるよう
生いきてるうちにバラまいて
山やまほど徳とくを積つみなはれ
ぼけたらあかん ぼけたらあかん
長生ながいきしなはれや

そやけどそれは表向おもてむき
死しぬまでゼニを離はなさずに
人ひとにケチやと言いわれても
お金かねがあるから大事だいじにし
みんなベンチャラいうてくれる
内証ないしょやけれどほんまだっせ
ぼけたらあかん ぼけたらあかん
長生ながいきしなはれや

わが子こに孫まごに世間せけんさま
どなたからでも慕したわれる
ええ年寄としよりになりなはれ
頭あたまの洗濯せんたく生いきがいに
何なにか一ひとつの趣味しゅみ持もって
せいぜい長生ながいきしなはれや
ぼけたらあかん ぼけたらあかん
長生ながいきしなはれや