川向かわむこうの町まちから 宵闇よいやみが来くる
煙突えんとつも家並いえなみも 切きり絵えになって
哀かなしいほど紅あかく夕陽ゆうひは熟うれてゆくの
私わたしだけが変かわり みんなそのまま
ヒメジョオンに埋うもれてくちづけをした
土手どてと空そらのあいだを風かぜが渡わたった
哀かなしいほど紅あかく川面かわもはゆれていたの
越こしていった日ひから顔かおも忘わすれた
哀かなしいほど紅あかく 心こころは燃もえているの
思おもい出だすそばから 葬ほうむるくせに
哀かなしいほど紅あかく夕陽ゆうひは熟うれてゆくの
私わたしだけが変かわり みんなそのまま
川向kawamuこうのkouno町machiからkara 宵闇yoiyamiがga来kuるru
煙突entotsuもmo家並ienaみもmimo 切kiりri絵eになってninatte
哀kanaしいほどshiihodo紅akaくku夕陽yuuhiはha熟uれてゆくのreteyukuno
私watashiだけがdakega変kaわりwari みんなそのままminnasonomama
ヒメジョオンhimejoonにni埋uもれてくちづけをしたmoretekuchidukewoshita
土手doteとto空soraのあいだをnoaidawo風kazeがga渡wataったtta
哀kanaしいほどshiihodo紅akaくku川面kawamoはゆれていたのhayureteitano
越koしていったshiteitta日hiからkara顔kaoもmo忘wasuれたreta
哀kanaしいほどshiihodo紅akaくku 心kokoroはha燃moえているのeteiruno
思omoいi出daすそばからsusobakara 葬houmuるくせにrukuseni
哀kanaしいほどshiihodo紅akaくku夕陽yuuhiはha熟uれてゆくのreteyukuno
私watashiだけがdakega変kaわりwari みんなそのままminnasonomama