風かぜが吹ふいたら それだけで思おもい出だすよ
この匂においに乗のせて巡めぐる育そだった町まちでのこと
いつもは電車でんしゃから見みてた
この道みちを今日きょうは歩あるきたい
一面いちめんに広ひろがる黄色きいろの絨毯じゅうたん
菜なの花はな揺ゆれる
鴨川かもがわ流ながれるおぼろ雲ぐも
町屋まちやに住すむ猫ねことおばあちゃん
変かわらずにいつもここにある
私わたしの故郷こきょう 京都きょうと
大人おとなと呼よばれるそんな歳としになったけれど
子供こどもの頃ころ思おもい描えがいていたよりは幼おさないまま
賑にぎやかな人ひとの群むれを抜ぬけ
細ほそい路地ろじのどんつきまで行いく
昔むかしあった店みせの看板かんばんはない
それでも懐なつかしく思おもう
「そろそろ家いえへ帰かえろうか」と
夕暮ゆうぐれの中なかの親子連おやこづれ
あの日ひの記憶きおくが蘇よみがえる
いつか未来みらいに変かわるかな
「私わたし」を忘わすれてしまった時とき
「私わたし」を思おもい出だせる場所ばしょ
鴨川かもがわ流ながれるおぼろ雲ぐも
町屋まちやに住すむ猫ねことおばあちゃん
変かわらずにいつもここにある
私わたしの故郷こきょう 京都きょうと
ここが私わたしの故郷こきょう
風kazeがga吹fuいたらitara それだけでsoredakede思omoいi出daすよsuyo
このkono匂nioいにini乗noせてsete巡meguるru育sodaったtta町machiでのことdenokoto
いつもはitsumoha電車densyaからkara見miてたteta
このkono道michiをwo今日kyouはha歩aruきたいkitai
一面ichimenにni広hiroがるgaru黄色kiiroのno絨毯juutan
菜naのno花hana揺yuれるreru
鴨川kamogawa流nagaれるおぼろreruoboro雲gumo
町屋machiyaにni住suむmu猫nekoとおばあちゃんtoobaachan
変kaわらずにいつもここにあるwarazuniitsumokokoniaru
私watashiのno故郷kokyou 京都kyouto
大人otonaとto呼yoばれるそんなbarerusonna歳toshiになったけれどninattakeredo
子供kodomoのno頃koro思omoいi描egaいていたよりはiteitayoriha幼osanaいままimama
賑nigiやかなyakana人hitoのno群muれをrewo抜nuけke
細hosoいi路地rojiのどんつきまでnodontsukimade行iくku
昔mukashiあったatta店miseのno看板kanbanはないhanai
それでもsoredemo懐natsuかしくkashiku思omoうu
「そろそろsorosoro家ieへhe帰kaeろうかrouka」とto
夕暮yuuguれのreno中nakaのno親子連oyakoduれre
あのano日hiのno記憶kiokuがga蘇yomigaeるru
いつかitsuka未来miraiにni変kaわるかなwarukana
「私watashi」をwo忘wasuれてしまったreteshimatta時toki
「私watashi」をwo思omoいi出daせるseru場所basyo
鴨川kamogawa流nagaれるおぼろreruoboro雲gumo
町屋machiyaにni住suむmu猫nekoとおばあちゃんtoobaachan
変kaわらずにいつもここにあるwarazuniitsumokokoniaru
私watashiのno故郷kokyou 京都kyouto
ここがkokoga私watashiのno故郷kokyou