パンドラの夢 歌詞 松本伊代 ふりがな付

通とおりすぎる駅えきが とても懐なつかしいの
あの人ひとが生うまれ育そだった近ちかくね だけど
意味いみのない旅たびだと 涙なみだぐむ気分きぶんよ
泊とまるあてさえもないまま 独ひとりで
捨すてに来きたの
パンドラの小箱こばこは
罪つみと嘘うそ 恋こいの妙薬みょうやくで
わたし酔よわせた いけない人ひと
あの夜よるドアのかげ 貴方あなたたずね
しのび泣ないてた あれは誰だれなの
次つぎの日ひの わたしですか

やめておきなさいと いわれ続つづけたから
あの人ひとがよけい素晴すばらしく見みえた みたいね
あの人ひとはすべてを 初はじめて捨すてるよと
電話でんわ番号ばんごうも部屋へやさえも 変かえたわ
だからなの
パンドラの小箱こばこを
開あけたのは わたしだけど もう
続つづけることは つらいのよ
だれより美うつくしい女おんなだと
うぬぼれられたら 幸しあわせだけど
パンドラの夢ゆめは遠とおいわ