遠とおき別わかれに 耐たえかねて
この高殿たかどのに 登のぼるかな
悲かなしむなかれ 我わが友ともよ
旅たびの衣ころもを ととのえよ
別わかれと言いえば 昔むかしより
この人ひとの世よの 常つねなるを
流ながるる水みずを 眺ながむれば
夢ゆめはずかしき 涙なみだかな
君きみがさやけき 目めの色いろも
君きみくれないの くちびるも
君きみがみどりの 黒髪くろかみも
またいつか見みん この別わかれ
遠tooきki別wakaれにreni 耐taえかねてekanete
このkono高殿takadonoにni 登noboるかなrukana
悲kanaしむなかれshimunakare 我waがga友tomoよyo
旅tabiのno衣koromoをwo ととのえよtotonoeyo
別wakaれとreto言iえばeba 昔mukashiよりyori
このkono人hitoのno世yoのno 常tsuneなるをnaruwo
流nagaるるruru水mizuをwo 眺nagaむればmureba
夢yumeはずかしきhazukashiki 涙namidaかなkana
君kimiがさやけきgasayakeki 目meのno色iroもmo
君kimiくれないのkurenaino くちびるもkuchibirumo
君kimiがみどりのgamidorino 黒髪kurokamiもmo
またいつかmataitsuka見miんn このkono別wakaれre