旅たびに疲つかれて 飲のむ酒さけよ
だれをしのんで 酔よえばいい
別わかれた女ひとか 亡なくした友ともか
それとも 瞼まぶたの おふくろか
男おとこ 独ひとりの さかずきは
寂さびしさ ばかり まとい付つく
夢ゆめの向むこうは また夢ゆめか
追おえば逃にげゆく 陽炎かげろうか
昭和しょうわの歌うたが しみじみ沁しみる
おもいで 巡めぐれば 走馬灯そうまとう
男おとこ この道みち 悔くいはなし
それでも 遠とおい ふる里さとよ
橋はしの欄干らんかん カモメさえ
あてはないかと 聞きいてくる
おまえもおれも お天道てんとまかせ
それとも 人生じんせい 流浪るろうか
男おとこ 見上みあげる 旅たびの空そら
今夜こんやは 雨あめも 雪ゆきになる
旅tabiにni疲tsukaれてrete 飲noむmu酒sakeよyo
だれをしのんでdarewoshinonde 酔yoえばいいebaii
別wakaれたreta女hitoかka 亡naくしたkushita友tomoかka
それともsoretomo 瞼mabutaのno おふくろかofukuroka
男otoko 独hitoりのrino さかずきはsakazukiha
寂sabiしさshisa ばかりbakari まといmatoi付tsuくku
夢yumeのno向muこうはkouha またmata夢yumeかka
追oえばeba逃niげゆくgeyuku 陽炎kagerouかka
昭和syouwaのno歌utaがga しみじみshimijimi沁shiみるmiru
おもいでomoide 巡meguればreba 走馬灯soumatou
男otoko このkono道michi 悔kuいはなしihanashi
それでもsoredemo 遠tooいi ふるfuru里satoよyo
橋hashiのno欄干rankan カモメkamomeさえsae
あてはないかとatehanaikato 聞kiいてくるitekuru
おまえもおれもomaemooremo おo天道tentoまかせmakase
それともsoretomo 人生jinsei 流浪rurouかka
男otoko 見上miaげるgeru 旅tabiのno空sora
今夜konyaはha 雨ameもmo 雪yukiになるninaru