欲望よくぼうの波なみに夕蕩たゆとう
一輪いちりんの花はな
紅くれないの地平ちへいに燃もゆる
一片ひとひらの詩うた
絶望ぜつぼうの果はてに射さし入いる
一縷いちるの光ひかり
流ながるる雲くもを分わかつ一陣いちじんの風かぜ
季節きせつを運はこぶ蟻ありの群むれよ
その目めに何なにを見みる
風唄かざうた 口遊くちずさめど
こころ空むなしいだけ
月夜つきよの惑まどいよ 風かぜの中散なかちる花はなとなれ
永久とこしえの夢ゆめに彷徨さまよう鐘かねの音ねよ
久遠くおんの空そらを隔へだて
誰たが為ために鳴なる
あらそい繰くり返かえす人ひとよ
何処いずこへ辿たどり着つく
風唄かざうた 口遊くちずさめど
波なみは寄よせて また返かえすだけ
浮うき世よの憂うれいは 風かぜの中なか この身みを焦こがす
風唄かざうた 闇やみを照てらせ 彼方あなたに届とどくまで
爪弾つまびく小ちいさき物語ものがたり この唄うたに
この唄うたに願ねがいを込こめて
欲望yokubouのno波namiにni夕蕩tayutoうu
一輪ichirinのno花hana
紅kurenaiのno地平chiheiにni燃moゆるyuru
一片hitohiraのno詩uta
絶望zetsubouのno果haてにteni射saしshi入iるru
一縷ichiruのno光hikari
流nagaるるruru雲kumoをwo分waかつkatsu一陣ichijinのno風kaze
季節kisetsuをwo運hakoぶbu蟻ariのno群muれよreyo
そのsono目meにni何naniをwo見miるru
風唄kazauta 口遊kuchizusaめどmedo
こころkokoro空munaしいだけshiidake
月夜tsukiyoのno惑madoいよiyo 風kazeのno中散nakachiるru花hanaとなれtonare
永久tokoshieのno夢yumeにni彷徨samayoうu鐘kaneのno音neよyo
久遠kuonのno空soraをwo隔hedaてte
誰taがga為tameにni鳴naるru
あらそいarasoi繰kuりri返kaeすsu人hitoよyo
何処izukoへhe辿tadoりri着tsuくku
風唄kazauta 口遊kuchizusaめどmedo
波namiはha寄yoせてsete またmata返kaeすだけsudake
浮uきki世yoのno憂ureいはiha 風kazeのno中naka このkono身miをwo焦koがすgasu
風唄kazauta 闇yamiをwo照teらせrase 彼方anataにni届todoくまでkumade
爪弾tsumabiくku小chiiさきsaki物語monogatari このkono唄utaにni
このkono唄utaにni願negaいをiwo込koめてmete