錆さび付ついた空そらの肌はだ ライターの火ひを当あてたり
自暴自棄じぼうじきな真似事まねごとをしてみたり
まるで蜃気楼しんきろうの街まちを 借かり物ものの姿すがたで
躱かわしながら君きみの元もとへ向むかった
何なにも知しらぬ素振そぶりで 肩かたにもたれた君きみの
胸むねに宿やどした確たしかな熱ねつに触ふれた 夜よるのはじまり
指ゆびを絡からませ 囁ささやく言葉ことば
疑うたがいを掠かすめたまなざし
はぐれた君きみは 僕ぼくの名前なまえを
繰くり返かえし呼よぶしか出来できずにいた
逆さかさまになった言葉ことば 追おいつめた窓際まどぎわで
視線しせんの奥おくをしばらく探さぐってみる
どうせまた見失みうしなうから 治なおさない
こぼれた秘密ひみつ 濡ぬれた首筋くびすじ
哀かなしみが映うつり込こむ瞳ひとみ
君きみが迷まよわせ 僕ぼくが踊おどらす
その肌はだを鮮あざやかに染そめて
約束やくそくなど交かわせずに 朝焼あさやけに目めを伏ふせた
錆saびbi付tsuいたita空soraのno肌hada ライタraitaーのno火hiをwo当aてたりtetari
自暴自棄jiboujikiなna真似事manegotoをしてみたりwoshitemitari
まるでmarude蜃気楼shinkirouのno街machiをwo 借kaりri物monoのno姿sugataでde
躱kawaしながらshinagara君kimiのno元motoへhe向muかったkatta
何naniもmo知shiらぬranu素振sobuりでride 肩kataにもたれたnimotareta君kimiのno
胸muneにni宿yadoしたshita確tashiかなkana熱netsuにni触fuれたreta 夜yoruのはじまりnohajimari
指yubiをwo絡karaませmase 囁sasayaくku言葉kotoba
疑utagaいをiwo掠kasuめたまなざしmetamanazashi
はぐれたhagureta君kimiはha 僕bokuのno名前namaeをwo
繰kuりri返kaeしshi呼yoぶしかbushika出来dekiずにいたzuniita
逆sakaさまになったsamaninatta言葉kotoba 追oいつめたitsumeta窓際madogiwaでde
視線shisenのno奥okuをしばらくwoshibaraku探saguってみるttemiru
どうせまたdousemata見失miushinaうからukara 治naoさないsanai
こぼれたkoboreta秘密himitsu 濡nuれたreta首筋kubisuji
哀kanaしみがshimiga映utsuりri込koむmu瞳hitomi
君kimiがga迷mayoわせwase 僕bokuがga踊odoらすrasu
そのsono肌hadaをwo鮮azaやかにyakani染soめてmete
約束yakusokuなどnado交kaわせずにwasezuni 朝焼asayaけにkeni目meをwo伏fuせたseta