平戸雨情 歌詞 水田竜子 ふりがな付

雨あめにけむった オランダ橋ばしで
決きめたはずです もう泣なかないと
遠とおくはなれて なおさらつのる
未練みれんでしょうか 恋こいごころ……
鐘かねが鳴なる鳴なる 平戸ひらどの港みなと
女おんな泣なかせの 雨あめがふる

色いろはあせても ジャガタラ文ぶみに
残のこる一途いちずな 想おもいの丈たけよ
まるで異国いこくの 旅人たびびとみたい
あてなく辿たどる 石いしだたみ……
五島ごとう列島れっとう 平戸ひらどの沖おきに
女おんな泣なかせの 雨あめがふる

咲さいて春はる呼よぶ 海うみ寺でらあとの
闇やみに真白ましろき 花はなもくれんよ
明日あすの日暮ひぐれは まっ赤かな夕陽ゆうひ
見みえるでしょうか この海うみに……
船ふねを待まとうか 平戸ひらどの灯あかり
女おんな泣なかせの 雨あめがふる