冬ふゆの越前えちぜん 海風うみかぜよりも
胸むねに宿やどった 寒さむさがつらい
惚ほれた私わたしが 悪わるいのか
捨すてたあの人ひと 悪わるいのか…
岩いわに砕くだける 波なみの花はな
まるで女おんなね 泣なき岬みさき
花はなは散ちっても また咲さけるもの
淡あわい水仙すいせん まだ恋こい知しらず
ほんのひと時とき 幸しあわせを
くれたあの人ひと いまも好すき
翼つばさひろげた 呼こ鳥とり門こちょうもん
抱だいてください 泣なき岬みさき
涙なみだこらえて 旅たびして来きても
ここが潮時しおどき 越前岬えちぜんみさき
ふたり一緒いっしょの 旅たびならば
行いきたかったわ かずら橋ばし
恋こいの抜ぬけがら みちづれに
涙なみだだきしめ 泣なき岬みさき
冬fuyuのno越前echizen 海風umikazeよりもyorimo
胸muneにni宿yadoったtta 寒samuさがつらいsagatsurai
惚hoれたreta私watashiがga 悪waruいのかinoka
捨suてたあのtetaano人hito 悪waruいのかinoka…
岩iwaにni砕kudaけるkeru 波namiのno花hana
まるでmarude女onnaねne 泣naきki岬misaki
花hanaはha散chiってもttemo またmata咲saけるものkerumono
淡awaいi水仙suisen まだmada恋koi知shiらずrazu
ほんのひとhonnohito時toki 幸shiawaせをsewo
くれたあのkuretaano人hito いまもimamo好suきki
翼tsubasaひろげたhirogeta 呼ko鳥tori門kochoumon
抱daいてくださいitekudasai 泣naきki岬misaki
涙namidaこらえてkoraete 旅tabiしてshite来kiてもtemo
ここがkokoga潮時shiodoki 越前岬echizenmisaki
ふたりfutari一緒issyoのno 旅tabiならばnaraba
行iきたかったわkitakattawa かずらkazura橋bashi
恋koiのno抜nuけがらkegara みちづれにmichidureni
涙namidaだきしめdakishime 泣naきki岬misaki