北の恋歌 歌詞 瀬川瑛子 ふりがな付

ダンチョネの流ながれる港町みなとまちで あなたと暮くらして
ダンチョネの聞きこえる夜よるに あなたと別わかれた
炎もえて生いきても こごえる宿命しゅくめい
世間せけんはぐれた 恋こいだった
北国きたぐにの はまなすが
旅たびにこぼれてヨ
胸むねを刺さす ダンチョネ

ダンチョネのおもいで揺ゆれる 漁火いさりび見みつめて
ダンチョネの温ぬくもり探さがす 波止場はとばの居酒屋いざかや
欠かけた茶碗ちゃわんで酒さけ呑のむ男おとこの
まるい背中せなかがなつかしい
酔ようほどに 泣なけてくる
誰だれが歌うたうかヨ
星空ほしぞらに ダンチョネ

ダンチョネをささやく風かぜに 噂うわさを尋たずねて
ダンチョネを浮うかべる酒さけに 涙なみだを沈しずめる
未練みれんたたんで明日あすへ渡わたる
女おんなごころに冬ふゆしぐれ
幸しあわせは 流ながれ雲ぐも
旅たびのおもさにヨ
海うみが哭なく ダンチョネ